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キャノン写真用紙光沢ゴールド [画像処理]

数年前から写真印刷用として、A3のびサイズまで印刷できる染料インクプリンターPixus Pro-100を使用しています。

それ以前はE社の顔料インク使用プリンターを使用していましたが、頻繁にインク詰まりが発生し、ヘッドクリーニングによるインクの無駄な消費に耐え切れなくなり、インク詰まりが発生しにくい染料インクのプリンターに変えました。

染料インクでの写真印刷では、用紙が変わると顔料インク以上に色調が変化するため、用紙専用のICCプロファイルに変更する等ドライバーの調整が必要ですが、用紙の種類を固定することで、印刷仕上がりが安定させることが出来ます。

ある時期から常用していたキャノン写真用紙光沢ゴールドの印刷される色調が無視できないほど大きく変わってしまいました。

いろいろ調べた結果、性能改善と称して、紙質を変えたことで発色特性が変化したようで、ゴールドA用のICCプロファイルを当てることで本来の色調に印刷できるようになりましたが、紙質が大きく変わったにも関わらず、用紙の型番は全く変更がありませんでした。

写友の一人が、キャノンのプリンターでゴールド用紙で印刷したところ、おかしな色調に印刷されるということで、訪れてプリンターを確認したのですが、そのプリンターはICCプロファイルを当てることが出来ず、用紙の指定のみで、ゴールドの指定はありますが、ゴールドAの指定は無しでした。

用紙の指定を変える等いろいろ試してみましたが、良い結果を得ることはできず、ギブアップして帰ってきました。
ドライバーを更新すれば改善できるかもしれませんが、MAC PCで扱いなれていないため遠慮しました。

印刷用紙の発色特性が変わるような変更であるならば、用紙の型番を変え、用紙のパッキングにも注意書きを入れることは、メーカーとしての責任だと思うのですが。



以下はPro-100でシミュレートした結果です。

印刷した自作グレーチャート
階段チャート3m.jpg

印刷結果を18%反射率のグレーカードを背景に同時スキャンした画像

上 ゴールドA用紙をゴールドA用ICCプロファイルを当てて印刷 ⇒ 正常です

中 旧ゴールド用紙にゴールドA用ICCプロファイルを当てて印刷 ⇒ やや青くなってNG

下 ゴールドA用紙を旧ゴールドの指定で印刷 ⇒ 赤くなってNG 写友と同じ状態です。
3gprint_scancm.jpg

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