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グレーチャート

前回にもアップした自作のグレーチャートは、PCモニターや、プリンターの色合わせに役立ちます。
階段チャート3m.jpg

PCモニターの場合では、グレーチャートを表示させて、暗い部分から明るい部分まで、グレーに見え、階調がきちんと区別して見えれば、色調も正しく見えるはずです。

正しく色が表示されないモニターの場合は、グレーチャート全体が色味がかって見えたり、明るい部分と暗い部分とが違って色に見えたりします。
そのようなわけありモニターでも、キャリブレーションツールで較正することで正しい色調で見られるようになります。

モニターの色温度設定により、グレーも違って見えますが、色味がつくつかないは判別できるはずです。
一般的なPCモニターの色温度は通常6500Kに設定されていますが、印刷、出版関係業界では5000Kに設定されているようです。

私の場合は、マルチモニターとしてメーカー異なる2台のモニターを接続し、どちらも色温度5800K、明るさは100カンデラ、2.2シグマの設定で較正して、全く同一の色調で表示できるようにしています。

プリントの場合も、グレーチャートが正しくグレーに印刷できることが基本で、明るさ、コントラスト、色の濃さを適正に設定すれば、どの写真もモニターで見た通りの色合いで印刷できるようにしています。

但し、印刷した写真プリントは、環境光により違って見えてしまうため、天井灯は色温度を調節できる調光式LEDライトを使用し、モニターに映したグレーチャートと銀一製のグレーカードが同じグレー色に見えるようにしています。

私的に、写真プリントが一番きれいに見えるのが正午前後の薄曇りの際の自然光であり、その時の色温度がほぼ5800Kに相当すると判断してます。

グレーチャートが正しくグレーに印刷されると、環境光が変わってもグレーカードと同じグレーに見えるはずです。

自作グレーカードはこちらからダウンロードできます。

プリンターの調整は、私の場合、ICCプロファイルが当てられるプリンターは用紙/プリンター毎のプロファイルを当てた後、プリンタードライバーで微調整していますが、プロファイルが当てられないプリンターでは、プリンター毎に調整方法が異なります。

文書印刷専用に購入したB社のプリンターでは、ドライバーをどのように調整しても、完全に正しい色調に印刷することが出来ません。

どうしてもそのプリンターできちんとした色調で印刷するには、印刷する画像を、事前にフォトショップなどで、印刷用に補正することが必要になります。


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