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LUMIX GX7MK2の解像度を検証 [GX7MK2]

生産終了モデルのレンズキットを格安で手に入れましたが、キットレンズ、その後購入した14-45mm F3.5-5.6も解像感が素晴らしく、マウントアダプタを介してニコン用レンズで撮影した場合も、解像感が低くてお蔵入りしていた旧式レンズですら、見違えるような解像感で撮れてしまいます。

そこで、GX7MK2の解像度がどれほどかを数値的に検証してみました。

カメラごとの限界解像度は、撮像素子のサイズと画素数によって理論値を計算できます。

GX7MK2の場合では、撮像素子サイズは17.3mmX13mm 画素数は4592X3448ピクセルなので、仮に縦のラインを何本まで解像出来るかを計算すると
  4592÷2=2296本

撮像素子の横サイズが17.3mmなので撮像素子1mm当たりの解像度は
   2296本÷17.3mm=133本/mm
となります。
レンズの最高解像度はF値による回析限界で決まってしまうとのことで、
収差が全くないレンズの場合のF値による限界解像度を調べてみました。

      F値     限界解像度
      F1.4        1064本/mm
      F2.0          745
      F2.8          532
      F4.0          372
  F5.6          266
      F8.0          186
      F11           135
      F16             93
      F22             67

この数値から、GX7MK2ではいかに良いレンズを使用しても、F11より絞り込むと、撮像素子の限界解像度の
133本/mm以下にしか写らないことになります。

現実的には、カメラ内の画像処理やレンズの性能、手振れ、フォーカスのずれ等の要因で、限界解像度まで写すことはかなり難しいと思われます。

ということで、実際のスナップ撮影画像から、現実的な解像度を検証してみました。

撮影解像度の検証に使った画像です。
レンズ:14-45mmF3.5-4.5、  ISO200、焦点距離:14mm、絞り:F7.1、SS:1/500秒 手持ち撮影
P1020706s.jpg
サンプル画像のビルには3本の縦のラインがありますが、各々のライン内には14本のラインがあり、そのうちの11本の細い等間隔のラインの解像限界部分を白い枠で示しています。

白い枠の部分の等倍画像です。
P1020706trm1.jpg

解像限界部分を切りとって2倍に拡大した画像です。
P1020706trm2.jpg

解像限界部分を4倍に拡大して11本のラインの幅を切り取りピクセル数を計測し、等倍換算すると25.25ピクセルになりました。
縦画像なので、この場合の画像の横幅は 3448ピクセルになるので、全幅相当の解像本数は
  3448ピクセル÷25.25ピクセルx11本=1502本

縦向きの場合の撮像素子の横サイズは13mmなので、1mm当たりの解像数は
  1502ピクセル÷13mm=115本/mm

となり、理論上の解像限界、133本/mmの86%相当まで解像していることになります。

GX7MK2は初めてのフォーサーズ機
それも型落ちの普及機がこれだけの性能があるとは、フォーサーズ恐ろしやです。  




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