JPEGでダイナミックレンジを上げて撮る方法 [画像処理]
RAWで撮影していれば、露出が不適正で、白飛びや黒つぶれが生じても、RAW現像時に露出補正をしたり、ダイナミックレンジを拡大することで救済することは可能ですが、JPEGで撮影した場合は、特に露出オーバーで白飛びが発生した場合は、白飛び部分の画像データが消えてしまうので救済はほぼ不可能となります。
黒つぶれの場合は、程度にもよりますが、黒つぶれした部分にも画像データが残っているので、フォトショップなどの画像編集ソフトで暗い部分を持ち上げることで救済することが可能な場合もあります。
ピーカン晴天時の明るい部分とか、曇りの日の雲の部分は白飛びをし易いので、そのような場合はマイナス側の露出補正して、白飛びを防ぎ、撮影後に画像処理により階調を補正する方法もありますが、
「コントラストを下げて撮影」
することで、ダイナミックレンジを拡大することが可能となります。
X-T30での実例です。
写真1
フィルムシムレーション:プロビア 露出補正:ゼロ、 WB:色温度5600Kでの撮影
この画像のヒストグラム
写真2
コントラストを下げてダイナミックレンジを拡大するためにハイライトトーン -2、 シャドートーン-2に設定、他の撮影条件は同一
写真2のヒストグラム
写真1は普通の撮れていますが、木の陰の部分は見た目より暗く、雲の部分の階調が写真2より弱くなっています。
写真2では柔らかな階調に撮れています。
写真2のヒストグラムは明るい部分(右側)、暗い部分(左側)の山とも写真1より中心側に寄っており、ダイナミックレンジが拡大されていることがわかります。
X-T30ではメニューにコントラストを設定する項目がなかったため、ハイライトトーンとシャドートーンの変更でコントラストが低くなるように調整しました。
NikonやLUMIXのカメラではコントラスト調整項目があります。
X-T30ではフィルムシミュレーションレーションをエテルナに設定すればダイナミックレンジが拡大した画像になりますが、彩度が低くなるため、必要に応じて撮影後に彩度を上げる処理が必要となりそうです。
黒つぶれの場合は、程度にもよりますが、黒つぶれした部分にも画像データが残っているので、フォトショップなどの画像編集ソフトで暗い部分を持ち上げることで救済することが可能な場合もあります。
ピーカン晴天時の明るい部分とか、曇りの日の雲の部分は白飛びをし易いので、そのような場合はマイナス側の露出補正して、白飛びを防ぎ、撮影後に画像処理により階調を補正する方法もありますが、
「コントラストを下げて撮影」
することで、ダイナミックレンジを拡大することが可能となります。
X-T30での実例です。
写真1
フィルムシムレーション:プロビア 露出補正:ゼロ、 WB:色温度5600Kでの撮影
この画像のヒストグラム
写真2
コントラストを下げてダイナミックレンジを拡大するためにハイライトトーン -2、 シャドートーン-2に設定、他の撮影条件は同一
写真2のヒストグラム
写真1は普通の撮れていますが、木の陰の部分は見た目より暗く、雲の部分の階調が写真2より弱くなっています。
写真2では柔らかな階調に撮れています。
写真2のヒストグラムは明るい部分(右側)、暗い部分(左側)の山とも写真1より中心側に寄っており、ダイナミックレンジが拡大されていることがわかります。
X-T30ではメニューにコントラストを設定する項目がなかったため、ハイライトトーンとシャドートーンの変更でコントラストが低くなるように調整しました。
NikonやLUMIXのカメラではコントラスト調整項目があります。
X-T30ではフィルムシミュレーションレーションをエテルナに設定すればダイナミックレンジが拡大した画像になりますが、彩度が低くなるため、必要に応じて撮影後に彩度を上げる処理が必要となりそうです。
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