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RX100M7でHDRで動画撮影 [画像処理]

SonyのRX100M7は静止画だけでなく、動画撮影でも高性能です。
但し、デフォルトの設定でだと、一見きれいに撮影出来ますが、ダイナミックレンジがやや狭く、ハイライトの部分は白飛びや色飽和が発生します。

2月に、連続してステージ撮影した際に、スポットライトが当たった顔の部分が白飛びしたことから、HDR(ハイダイナミックレンジ)撮影をいろいろ試してみました。 
S-logで撮影して編集時にLUTを当てる方法でもHDR撮影になるのですが、色調が乱れる現象に不満を感じ、たどり着いた方法は、ピクチャープロファイルでPP10に設定して動画撮影することでした。

最初の写真はデフォルトで撮影した動画から切り出した静止画です。
C040300s.jpg
一見きれいに撮れていますが、雲の右部分が白飛びして階調が失っています。

ピクチャープロファイルOFFからPP10に切り替えて撮影して、まったく補正を加えない動画からの切出し静止画
HDRorgs.jpg
とんでもない画像ですが、
TMPGEnc Video Mastering Works7で開くと、FUJIFILMカメラもエテルナのような画像に自動変換されました。
C040401s.jpg
低コントラストで彩度が低い映像ですが雲の部分の階調はしっかり表現されています。

Davinci Resolveで開くと上の映像より、ややコントラストが高く、彩度もある見やすい画像に変換されました。

TMPGEnc Video Mastering Works7でWBを微調整し彩度、階調を補正した後の画像です。
C040403s.jpg

トップの映像と比べると雲の部分の階調がしっかり表現されています。

今回は動画の画像処理を静止画で説明しました。

オリジナルは4K動画なので、静止画に切出しても800万画素あり、FHDへ変換する場合はトリミングしても、解像感は維持されます。


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