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ほとけの座

春に咲く雑草のほとけの座を自宅近くの農道で撮影。

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カメラはD5300、レンズは最近中古で買ったシグマの17-70mm F2.8-4

このレンズは最短撮影距離が22cm(撮像素子から被写体までの距離)で、望遠端にするとレンズの先端から3cmぐらいまで近寄れ、簡易マクロレンズとしても使えます。

2年ほど前にD3100からD5300に更新しましたが、画素数が大きくなったことからAPSカメラの標準ズームレンズして従来から使用していたNikon16-85mmF3.5-56では解像感に不満を感じるようになりました。
そこでNikon純正のAPS用最新標準ズームである16-80mmF2.8-4の1/3程度の価格で、シグマの17-70mmF2.8-4の中古品を購入。

試写した結果、標準域から望遠にかけては、解像度良く写るのですが、広角端の解放だとピントが甘く、NG。 
調べた結果、全域で前ピンだったため販売店経由でメーカ修理をお願いしていたものです。

修理完了品を再確認した結果、全域で中央部のピントはOKになったのですが、周辺部が甘くなる現象は直りませんでした。

中央部の解像感が高いため、周辺部の甘さが目立ってしまい、風景写真や集合写真では周辺部はトリミングを前提に撮影する必要がありそうです。

従来より使用していたNikonの16-85mmでは中央部の解像度はシグマに及びませんでしたが、周辺部の甘さは見られませんでした。


何年も前になりますが、一眼レフカメラ用のレンズの被写界深度、フランジバック、焦点距離、ピントについて私なりに検証したことがあります。

その時の結論は、「レンズの被写界深度は、焦点距離に反比例するが、フランジバックを含めたレンズ取付け位置精度は広角になるほど許容範囲が狭くなる」でした。


この意味は、望遠レンズは被写界深度は浅くなるがレンズとカメラとの取り付け位置の要求精度は低くなり、広角レンズは被写界深度は深くなるが、レンズとカメラとの取り付け位置に高精度を要し、広角になるほど、前ピンや後ピンによるピンボケが発生しやすくなるということで、私の買ったシグマのレンズも微妙な設定誤差が広角端でのピント不具合になったと考えられます。

但し、このような不具合はフォーカス検出と撮影とが別系統の一眼レフのみに発生し、ミラーレスカメラや、一眼レフカメラもライブビューモードにすれば発生しないはずです。




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