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LUMIX GX7MK2の手振れ補正効果を検証 [GX7MK2]

最近使い出したフォーサーズカメラであるLUMIX GX7MK2はボディ内手振れ補正が有り、それに手振れ補正付のレンズを装着すると、かなり強力に手振れ補正することを実感しています。

そこで、GX7MK2はどのくらい低速シャッターで耐えるか検証してみました。

今回の検証では、被写体は壁に張った印刷物で、2m離れた位置から、焦点距離25mm(フルサイズ換算50mm相当)にセットしたレンズで手持ち撮影。

フィルムカメラ全盛のころは、シャッタースピードはレンズの焦点距離分の一、すなわち、焦点距離が50mmのレンズの場合はSS1/50以上のシャッタースピードで撮影するべきとされていました。

ということで、
シャッター速度は1/50秒から順次速度を落として、手振れ補正が効かなくなるまで数枚ずつ撮影。

① X7MK2+12-32mmレンズ ボディ内手振れ補正+レンズ内手振れ補正
   SS1/15    OK
   SS1/10  慎重に撮影すればほぼOK
   SS1/5  およそ半分ぐらいは手振れ無しで撮影出来た
   SS1/3  1~2割程度は手振れ無しで撮影出来た
   SS1/2  全滅

② GX7MK2+マウントアダプタ+SIGMA18-50mmF2.8(25mmにセット) ボディ内手振れ補正のみ
   SS1/25   OK
       SS1/15   慎重に撮影すればほぼOK
   SS1/10   NGとなる場合もあるが撮影可能範囲
   SS1/5    手振れ無しで撮れる場合がある
   SS1/3  全滅

今回の検証では25mm(フルサイズ50mm相当)が前提になりますが、補正が付いたレンズ使用では
SS1/15までは常用範囲で、慎重に構えて予備に数ショット撮影するような方法であれば、SS1/5も使用可能範囲と判断できそうです。

期待以上だったのがレンズマウントを経由して他社レンズを使用した場合もボディ内手振れ補正の効果が高かったことで、歩留まりは落ちますがSS1/10までは使用出来そうで、この結果はD800に手振れ補正レンズ
(24-120mmF4)の組み合わせとほぼ同等の結果でした。


被写体は所属している地元の写真サークルで発行しているA3サイズのカレンダ
元画像4592x3448ピクセルから1207x1685ピクセルにトリミングし、その後さらに縮小
P1020143s.jpg

SS1/5の撮影で手振れなしの画像(上の写真)の左下部分を等倍にトリミング
P1020137d5g.jpg

SS1/5撮影で手振れ発生の画像を等倍にトリミング
P1020106D5.ng.jpg

4月から3月までのカレンダで現在新年度用を作成中


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