劣化したネガフィルムを修復 [画像処理]
このところ時間があると古いネガフィルムのデジタル化に取り組んでいます。
劣化していないフィルムは容易にデジタル化出来ますが、劣化したフィルムによってはかなり手間がかかります。
今回は、苦労して修復できた風景写真を2点紹介します。
昭和40年代に八幡平等で撮影した画像です。
フィルムスキャンしたままの画像の後に修復画像を示します。
劣化していないフィルムは容易にデジタル化出来ますが、劣化したフィルムによってはかなり手間がかかります。
今回は、苦労して修復できた風景写真を2点紹介します。
昭和40年代に八幡平等で撮影した画像です。
フィルムスキャンしたままの画像の後に修復画像を示します。
50年前のカラーフィルムから写真を復元 [画像処理]
引越しの際に出てきた古いフィルムの束の中に、50年ほど前の北海道への新婚旅行の際に写したカラーネガフィルムが見つかりました。
当時は、まだモノクロ写真からカラー写真への移行期で、カラーフィルムでの撮影は費用がかさむため、モノクロでの撮影が主流でしたが、新婚旅行ということでカラーフィルムを使用しました。
アルバムに残っていたその時のプリントはひどく色あせしており、出てきたフィルムから当時の写真の復元を試みてみました。
フィルムも激しく劣化して復元をあきらめたコマもありましたが、プリントからの修復より良好な写真が復元できました。
フィルムからの修復は、フィルムスキャナで画像を取り込む方法と、マクロレンズにフィルム撮影用のアダプターを装着して一眼レフで撮影後、画像処理ソフトで反転処理してから仕上がる方法があり、両方試してみましたが、今回は、劣化フィルムの修復率が高いフィルムスキャナーを使用しました。
スキャン画像
修復後
このショットは、フィルムの劣化が少なく楽に修復できました。
北海道で借りたレンタカーですが九州の宮崎ナンバーでした。
スキャン画像
修復画像
色調修復量が大きいショットでしたが、均一性が高かったの通常の色調補正で仕上げました
スキャン画像
修復画像
画像内で部分的に色調の劣化状態が違うため、修復にかなり手間がかかりました。
今回のフィルムでは、このような傾向のフィルムが多く見られましたが、大部分は手間さえかければ修復が可能でした。
美幌峠で写したネガフィルムのスキャン画像
変色の度合いが大きかったため、このような色調のはずと想定して画像を仕上げてみました。
当時の美幌峠への車道は写真のように未舗装でした。
写したフィルムは36枚撮りで4本、このうち、40コマほどの復元を実行中です。
当時は、まだモノクロ写真からカラー写真への移行期で、カラーフィルムでの撮影は費用がかさむため、モノクロでの撮影が主流でしたが、新婚旅行ということでカラーフィルムを使用しました。
アルバムに残っていたその時のプリントはひどく色あせしており、出てきたフィルムから当時の写真の復元を試みてみました。
フィルムも激しく劣化して復元をあきらめたコマもありましたが、プリントからの修復より良好な写真が復元できました。
フィルムからの修復は、フィルムスキャナで画像を取り込む方法と、マクロレンズにフィルム撮影用のアダプターを装着して一眼レフで撮影後、画像処理ソフトで反転処理してから仕上がる方法があり、両方試してみましたが、今回は、劣化フィルムの修復率が高いフィルムスキャナーを使用しました。
スキャン画像
修復後
このショットは、フィルムの劣化が少なく楽に修復できました。
北海道で借りたレンタカーですが九州の宮崎ナンバーでした。
スキャン画像
修復画像
色調修復量が大きいショットでしたが、均一性が高かったの通常の色調補正で仕上げました
スキャン画像
修復画像
画像内で部分的に色調の劣化状態が違うため、修復にかなり手間がかかりました。
今回のフィルムでは、このような傾向のフィルムが多く見られましたが、大部分は手間さえかければ修復が可能でした。
美幌峠で写したネガフィルムのスキャン画像
変色の度合いが大きかったため、このような色調のはずと想定して画像を仕上げてみました。
当時の美幌峠への車道は写真のように未舗装でした。
写したフィルムは36枚撮りで4本、このうち、40コマほどの復元を実行中です。
見つかった古いネガフィルム [画像処理]
昨年11月に転居して、運んだ荷物の中には探してもまだ見つからないものが有りますが、どこに収納していたか長い間行方不明だった古いネガフィルムの束が見つかりました。
それらの中から40年ほど前のフィルムを何本かフィルムスキャンして、劣化具合をチェックしたところ、傷やカビは無かったのですが、チェックしたフィルムの大部分に部分的な色調の劣化が見られました。
この画像はスキャンしたままの状態ですが、下部の石垣部分がマゼンタ色の変色が見られます。
部分的変色の補正は状態によっては厄介ですが、この画像の場合は容易に補正出来ました。
アルバムに残っていた同じ写真のプリントをスキャンした画像で、全体が赤く変色していましたが、まだ写真として見られる状態です。
それらの中から40年ほど前のフィルムを何本かフィルムスキャンして、劣化具合をチェックしたところ、傷やカビは無かったのですが、チェックしたフィルムの大部分に部分的な色調の劣化が見られました。
この画像はスキャンしたままの状態ですが、下部の石垣部分がマゼンタ色の変色が見られます。
部分的変色の補正は状態によっては厄介ですが、この画像の場合は容易に補正出来ました。
アルバムに残っていた同じ写真のプリントをスキャンした画像で、全体が赤く変色していましたが、まだ写真として見られる状態です。
この写真をフィルムスキャンした画像に近づけるようにフォトショップで色調を補正してみました。
かなり似た色調に補正出来ましたが、解像感や写真としてのメリハリはフィルムからの画像にかないませんでした。
今回のフィルムスキャンとプリントスキャンからの画像補正比較で、プリントさえ残っていれば、フィルムからにかなり近い状態まで写真を修復できることが確認できました。
古い山の写真を修復する [画像処理]
劣化して変色した古い写真プリントは、全体的に紫色に変色して暗部の締まりが弱くなっている傾向が見られます。
このような写真の修復には、デジタル写真の画像補正とはまったく異なる画像処理が必要となります。
今回は、私が実践している変色した古い写真プリントの修復法のポイントを紹介します。
修復前の山で撮影したライチョウの写真
この写真のRGB毎のヒストグラム
最暗部(左側)と最明部(右側)のR,G,Bともばらけた状態です。
黒を黒と見せるためには再暗部のRGBのレベルが一点に収れんし、白を白と見せるためには最も明部のRGBのレベルが一点に収れんしている必要があります。
そこで、レベル補正機能がある画像処理ソフトCaptute Oneで暗部、明部のレベルを整えてみました。
フォトショップでも同等の処理は可能です。
レベル補正後の画像
暗部のRGBのレベルを合わせてことから高山植物の緑色判別できるようになりましたが、青みが強く、まだ違和感が残る状態です。
この画像をCapture Oneのトーンカーブ、カラーエディターを使用してさらに補正し、違和感が無い色調に仕上げてみました。
ライチョウや高山植物、岩などが自然に近い色調に仕上がっているはずです。
この画像のヒストグラムです。
Blueのレベルがかなり補正されていることがわかります。
岩肌に咲く高山植物を写した写真を同じように補正してみました。
補正前
レベル補正後
色調再補正後
プリントがかなり傷んでいて上部、右側の変色が激しく補正しきれていません。
フォトショップを使用して、部分的に色調補正して仕上げた画像です。
なんとか見られる画像になりました。
このような写真の修復には、デジタル写真の画像補正とはまったく異なる画像処理が必要となります。
今回は、私が実践している変色した古い写真プリントの修復法のポイントを紹介します。
修復前の山で撮影したライチョウの写真
この写真のRGB毎のヒストグラム
最暗部(左側)と最明部(右側)のR,G,Bともばらけた状態です。
黒を黒と見せるためには再暗部のRGBのレベルが一点に収れんし、白を白と見せるためには最も明部のRGBのレベルが一点に収れんしている必要があります。
そこで、レベル補正機能がある画像処理ソフトCaptute Oneで暗部、明部のレベルを整えてみました。
フォトショップでも同等の処理は可能です。
レベル補正後の画像
暗部のRGBのレベルを合わせてことから高山植物の緑色判別できるようになりましたが、青みが強く、まだ違和感が残る状態です。
この画像をCapture Oneのトーンカーブ、カラーエディターを使用してさらに補正し、違和感が無い色調に仕上げてみました。
ライチョウや高山植物、岩などが自然に近い色調に仕上がっているはずです。
この画像のヒストグラムです。
Blueのレベルがかなり補正されていることがわかります。
岩肌に咲く高山植物を写した写真を同じように補正してみました。
補正前
レベル補正後
色調再補正後
プリントがかなり傷んでいて上部、右側の変色が激しく補正しきれていません。
フォトショップを使用して、部分的に色調補正して仕上げた画像です。
なんとか見られる画像になりました。
色あせた写真を復元 [画像処理]
久しぶりに数十年前の色あせた写真復元してみました。
ネガは残ってなく、プリントをスキャンした画像の処理です。
スキャンしたままの画像
修正後の画像 トリミングしています
コスモスの葉の緑色がきれいに復元できました。
ネガは残ってなく、プリントをスキャンした画像の処理です。
スキャンしたままの画像
修正後の画像 トリミングしています
コスモスの葉の緑色がきれいに復元できました。
退色したフィルム写真を修復 [画像処理]
紅葉の時期、例年ならお気に入りの紅葉スポットへ飛び回っているのですが、今シーズンは個人的な事情で多忙なため、紅葉撮影に出かけていません。
今回は1990年代にフィルムで撮影した紅葉も終わりかけた時期の上高地のプリント写真ですが、見事に退色していました。
退色したフィルム写真の補正は、デジカメで撮影した写真とは異なる補正テクニックが必要ですが、何とか見られる写真に補正できました。
今回は1990年代にフィルムで撮影した紅葉も終わりかけた時期の上高地のプリント写真ですが、見事に退色していました。
退色したフィルム写真の補正は、デジカメで撮影した写真とは異なる補正テクニックが必要ですが、何とか見られる写真に補正できました。
ネガフィルムを撮影してデジタル化 [画像処理]
今まで、フィルムで撮影した画像をデジタル化するにはフィルムスキャナーやフィルムスキャン機能があるフラットベッドスキャナーを使用していましたが、フィルムスキャナーは壊れて廃棄、フラッドベッドではスキャン速度が遅く、ガラスの上にフィルムを載せてスキャンするため、ガラス上面の細かなごみが写り込むなどに嫌気を感じて、かなりの期間、フィルムスキャンからはご無沙汰していました。
ここにきて、どうしてもデジタル化したいフィルムがあり、見つけたのかNIKONから発売のES-2でした。
ES-2はNIKONの60mmF2.8マクロレンズ又は40mmマクロレンズのフィルターねじ部に取り付けてフィルムを撮影するアダプターで、他社カメラでも62mm又は52mmフィルターねじのマクロレンズが有れば使用可能です。
お蔵入りしていたNikon D800に60mmマクロレンズを装着してES-2をセットした状態です。
ここにきて、どうしてもデジタル化したいフィルムがあり、見つけたのかNIKONから発売のES-2でした。
ES-2はNIKONの60mmF2.8マクロレンズ又は40mmマクロレンズのフィルターねじ部に取り付けてフィルムを撮影するアダプターで、他社カメラでも62mm又は52mmフィルターねじのマクロレンズが有れば使用可能です。
お蔵入りしていたNikon D800に60mmマクロレンズを装着してES-2をセットした状態です。
試し用として選んだ2001年にタイで撮影した写真で、カメラ店でプリントした写真をスキャナーで取り込んだ画像です。
この写真のネガをES-2を使用して撮影したままの画像
スキャナーの場合は、ネガフィルムとしてスキャン設定すれば自動で反転処理しますが、このカメラの場合は反転機能がある画像処理ソフトで反転する必要があります。
(Nikon D850ではカメラ自体に反転機能があるとのこと。)
今回はSilkypix Developer Studio Pro11を使用して反転し、不要部分をクロップして向きを補正した画像です。
ホワイトバランスや階調補正が必須の画像です。
何種類かのフィルムで試してみましたが、SilkypixのWB補正で補正可能な画像もありましたが、RGBごとのレベル補正が必要で、RGBごとにトーンカーブによる補正が必要な画像等もあり、劣化して補正が不可能なフィルム画像もありました。
Silkypixではレベル補正機能がないため、反転画像をCapture Oneを使用して補正後、再度トリミングした画像です。
最新のカメラで撮影したとほぼ同等の色調に仕上がりました。
以下の記述は画像処理に興味がない方は無視してください。
ネガ反転画像の補正は、デジカメ撮影画像とは全く異なる補正テクニックとノウハウが必要です。
ネガ画像補正のポイントを簡単に説明すると、
ネガ反転画像はRGB各色のレベル位置やレベル幅がデジカメとは異なる傾向のため、RGB各色についてヒストグラムを見ながら明部と暗部のレベルを補正し、その後、色温度の補正作業へ進むことになります。
デジカメ画像の場合は色温度がずれる場合も暗部から明部まで同じ傾向にずれますが、ネガ画像の場合は、暗部、中間部、明部の色偏差の傾向が異なります。
レベル補正で、RGBの暗部レベルをそろえて、黒が黒として表現できるようにしてから、RGB幅をほぼ同等になるよう調整しその後色温度と色偏差を補正することで、本来の色調になるよう仕上げます。
WB補正とレベル補正の基本についてはこちらを参考にしてください。
http://komin2.world.coocan.jp/retouch/digi_color.htm
http://komin2.world.coocan.jp/retouch/level.htm
現象を補正後色合わせとなりますが、画像によってRGBごとにトーンカーブによる微妙な調整が必要になることがあります。
変色したカラープリントを修復 [画像処理]
父遺品のアルバムから抜き取ってきた変色したカラープリントを修復してみました。
40年以上前の昭和50年代に両親と一緒に七五三に行った際の写真でマゼンタ色に変色していました。
変色の程度がまだ軽かったため色調の修復可能と判断して、修復した画像です。
銀塩写真の色調補正は、デジカメ移行前にはネガフィルムをフィルムスキャンした画像の色調補正を数多く手がけていたので、補正方法はわかっていましたが、かなり厄介です。
デジカメで撮影したホワイトバランスがずれた画像の補正は、RAWで撮影した画像なら数秒で、JPEG画像でもよほどひどい状態でない限りは、色温度と色偏差を調整するだけで簡単に補正可能ですが、銀塩写真の場合は、明るい部分、中間部分、暗い部分で色ズレの色や程度が異なるので、デジカメ画像とは全く異なる補正処理が必要となります。
スキャナーでスキャンした画像を、フォトショップを使用してRGBごとにレベル補正とトーンカーブを駆使してヒストグラムと画像を見比べながらの処理が必要で、1点当たり5〜10分程度の時間がかかってしまいます。
この写真では、残念ながら”私のおでこ”のテカリの補正は出来ませんでした。
RAWで撮影した今風の画像ならば、テカリも修復可能なのですが。
40年以上前の昭和50年代に両親と一緒に七五三に行った際の写真でマゼンタ色に変色していました。
変色の程度がまだ軽かったため色調の修復可能と判断して、修復した画像です。
銀塩写真の色調補正は、デジカメ移行前にはネガフィルムをフィルムスキャンした画像の色調補正を数多く手がけていたので、補正方法はわかっていましたが、かなり厄介です。
デジカメで撮影したホワイトバランスがずれた画像の補正は、RAWで撮影した画像なら数秒で、JPEG画像でもよほどひどい状態でない限りは、色温度と色偏差を調整するだけで簡単に補正可能ですが、銀塩写真の場合は、明るい部分、中間部分、暗い部分で色ズレの色や程度が異なるので、デジカメ画像とは全く異なる補正処理が必要となります。
スキャナーでスキャンした画像を、フォトショップを使用してRGBごとにレベル補正とトーンカーブを駆使してヒストグラムと画像を見比べながらの処理が必要で、1点当たり5〜10分程度の時間がかかってしまいます。
この写真では、残念ながら”私のおでこ”のテカリの補正は出来ませんでした。
RAWで撮影した今風の画像ならば、テカリも修復可能なのですが。
昭和22年の写真 [画像処理]
父の遺品アルバムの中から、昭和22年6月に子供を写した写真です。
終戦直後の物不足のころのスナップ写真で、当時の世相を写し出しています・
6cmx4cmの小さな写真で120フィルムからベタ焼きしたものと思われますが、変色、劣化、キズだらけの写真を1200dpiでスキャンして傷などを補正修復しました。
スキャンしたままの画像
修復後の写真
まだキズ等が残っていますが見やすくなっているはずです。
終戦直後の物不足のころのスナップ写真で、当時の世相を写し出しています・
6cmx4cmの小さな写真で120フィルムからベタ焼きしたものと思われますが、変色、劣化、キズだらけの写真を1200dpiでスキャンして傷などを補正修復しました。
スキャンしたままの画像
修復後の写真
まだキズ等が残っていますが見やすくなっているはずです。
右端の男の子の右足の下駄の鼻緒が切れており、右から2番目の子は裸足です。
古いアルバム写真をデジタル化 [画像処理]
昨年104歳で亡くなった父の遺品の数十冊ものアルバムは、一部の写真をはがしたり撮影してた後、大部分は廃棄処理しました。
アルバムのなかに、私や兄弟の子供のころの写真が多く載せてある貴重なアルバムが見つかりましたが、アルバムの用紙や写真が劣化変色していたため、残したい写真を修復処理してデジタル画像として残すため持ち帰りました。
古い写真のデジタル画像化はデジタルカメラで撮影する方法とスキャナーでスキャンする方法があります。
スキャナーを使う方法のほうが手間はかかりますが、高画質に仕上げることが出来ます。
写真によっては激しく劣化しているものもあり、一部は修復をあきらめたほどです。
数日掛けて150点ほどの写真をスキャナーで取り込んで修復しましたがその一部を紹介します。
アルバムからページごとに切り分け、X-H2で三脚を使用し、自然光で撮影
用紙の周辺部は劣化変色し、雑に扱うとやぶれてしまう状態で、写真も一部が銀は浮き出て変色しています。
左上の写真をトリミング
左端は変色して反っており、一部がてかっています。
この画像からも修復は可能ですが、次のスキャナー取り込み画像の方が解像感、階調とも優れています。
同じ写真をスキャナーで720dpiでスキャン
スキャナーではてかりは無く、階調豊かな画像として取り込めます
この状態からフォトショップによりモノクロ化、ごみや傷を除去、粒状ノイズ低減、階調補正、シャープニング処理等の修復処理を加えました。
スキャナーに写真画像取り込みの注意点としては写真の表面やスキャナーのガラス面をきれいにクリーニングしないと埃や糸くずがノイズ状に写り込み、その除去に手間がかかることになります。
スキャンした画像の修復仕上げ後の写真
修復後の画像は600万画素ほどあり、A4サイズへも見劣りしない画質でプリントが可能です。
今回修復した写真はカラー写真が一般化する以前のモノクロ写真ですが、初期のころの変色したカラー写真の修復はかなり厄介で、一点の修復に30分以上かかることもあります。
アルバムのなかに、私や兄弟の子供のころの写真が多く載せてある貴重なアルバムが見つかりましたが、アルバムの用紙や写真が劣化変色していたため、残したい写真を修復処理してデジタル画像として残すため持ち帰りました。
古い写真のデジタル画像化はデジタルカメラで撮影する方法とスキャナーでスキャンする方法があります。
スキャナーを使う方法のほうが手間はかかりますが、高画質に仕上げることが出来ます。
写真によっては激しく劣化しているものもあり、一部は修復をあきらめたほどです。
数日掛けて150点ほどの写真をスキャナーで取り込んで修復しましたがその一部を紹介します。
アルバムからページごとに切り分け、X-H2で三脚を使用し、自然光で撮影
用紙の周辺部は劣化変色し、雑に扱うとやぶれてしまう状態で、写真も一部が銀は浮き出て変色しています。
左上の写真をトリミング
左端は変色して反っており、一部がてかっています。
この画像からも修復は可能ですが、次のスキャナー取り込み画像の方が解像感、階調とも優れています。
同じ写真をスキャナーで720dpiでスキャン
スキャナーではてかりは無く、階調豊かな画像として取り込めます
この状態からフォトショップによりモノクロ化、ごみや傷を除去、粒状ノイズ低減、階調補正、シャープニング処理等の修復処理を加えました。
スキャナーに写真画像取り込みの注意点としては写真の表面やスキャナーのガラス面をきれいにクリーニングしないと埃や糸くずがノイズ状に写り込み、その除去に手間がかかることになります。
スキャンした画像の修復仕上げ後の写真
修復後の画像は600万画素ほどあり、A4サイズへも見劣りしない画質でプリントが可能です。
今回修復した写真はカラー写真が一般化する以前のモノクロ写真ですが、初期のころの変色したカラー写真の修復はかなり厄介で、一点の修復に30分以上かかることもあります。
古い劣化写真を修復 [画像処理]
昨年104歳で亡くなった父の遺品を整理していて偶然に父の結婚式の集合写真を見つけました。
85年ほど前に撮影された父が出征する直前の結婚式での集合写真で、かなり劣化が進んでぼろぼろの状態でしたが、貴重な写真だったので修復してみました。
スキャナーでスキャンしたままの画像
フォトショップでモノクロ変換後、劣化状態毎に修復部分を選択して階調等を補正後、ノイズを低減して修復が完了した画像
この記事はプライベートな内容なので期間限定公開とします。
85年ほど前に撮影された父が出征する直前の結婚式での集合写真で、かなり劣化が進んでぼろぼろの状態でしたが、貴重な写真だったので修復してみました。
スキャナーでスキャンしたままの画像
フォトショップでモノクロ変換後、劣化状態毎に修復部分を選択して階調等を補正後、ノイズを低減して修復が完了した画像
この記事はプライベートな内容なので期間限定公開とします。
HLGでステージ撮影 [画像処理]
昨日、地元のホールで、今月2回目のボランティアスタッフとして、ステージの動画でした。
カメラ3台で4K動画を撮影し、動画編集はほぼ終了しましたが、動画からの静止画切出し作業が残っています。
カメラ3台で4K動画を撮影し、動画編集はほぼ終了しましたが、動画からの静止画切出し作業が残っています。
今回は、X-T3を二階の音響、照明調整室の窓から、X-H2は客席最後席に三脚に据え、X-S10は動画撮影用のダンパー付き運台に載せての移動撮影でした。
X-T3は動画撮影時のAFが不安定で、頻繁にピントが外れる現象が発生するため、33mm固定焦点レンズでMF撮影した結果、非常に緻密な4K動画が撮影出来ました。
撮影モードは、X-T3とX-H2はHLG(Hybrid Log Gamma)で、X-S10はHLGモードが無いためF-LOGモードに設定し、WBはどのカメラも3800Kの色温度に固定しての撮影でした。
HLGでの撮影は初めてでしたが、事前の試写で検証した結果から中央重点測光で露出補正無としました。
F-Logで撮影したX-S10映像はLUTを当てた後、画像補正が不可欠で、グラデーションの部分に階調飛びは発生することがあることと比べると、HLGの方が使いやすいと感じました。
HLG画像は一見、フィルムシミュレーションのエテルナに似た色調で撮れ、そのままでも使用可能ですが、わずかに彩度を階調を補正しました。
HLGのダイナミックレンジはかなり広く、ステージ撮影ではいつも悩まされていたスポット照明された人物の肌や衣類の白飛びや色飽和は、ほぼ防げそうです。
FHDへ編集した動画を大型TVで再生してみましたが、非常にきれいな映像でした。
関係者以外撮影禁止のステージのため、HLG動画から切り抜いた、影響がなさそうな一コマを選んでみました。
HLG無補正の映像
やや彩度が薄い映像ですが、そのまま使えそうです。
動画編集ソフトで彩度階調を補正した同じ映像
右下の立っている演奏者にスポットライトが当たっていますが、白飛び、色飽和はありません。
X-T3は動画撮影時のAFが不安定で、頻繁にピントが外れる現象が発生するため、33mm固定焦点レンズでMF撮影した結果、非常に緻密な4K動画が撮影出来ました。
撮影モードは、X-T3とX-H2はHLG(Hybrid Log Gamma)で、X-S10はHLGモードが無いためF-LOGモードに設定し、WBはどのカメラも3800Kの色温度に固定しての撮影でした。
HLGでの撮影は初めてでしたが、事前の試写で検証した結果から中央重点測光で露出補正無としました。
F-Logで撮影したX-S10映像はLUTを当てた後、画像補正が不可欠で、グラデーションの部分に階調飛びは発生することがあることと比べると、HLGの方が使いやすいと感じました。
HLG画像は一見、フィルムシミュレーションのエテルナに似た色調で撮れ、そのままでも使用可能ですが、わずかに彩度を階調を補正しました。
HLGのダイナミックレンジはかなり広く、ステージ撮影ではいつも悩まされていたスポット照明された人物の肌や衣類の白飛びや色飽和は、ほぼ防げそうです。
FHDへ編集した動画を大型TVで再生してみましたが、非常にきれいな映像でした。
関係者以外撮影禁止のステージのため、HLG動画から切り抜いた、影響がなさそうな一コマを選んでみました。
HLG無補正の映像
やや彩度が薄い映像ですが、そのまま使えそうです。
動画編集ソフトで彩度階調を補正した同じ映像
右下の立っている演奏者にスポットライトが当たっていますが、白飛び、色飽和はありません。
銀座四丁目 [画像処理]
所用で銀座方面へ出かけた際に、銀座四丁目でスナップ撮影しましたが、快晴のためで、コントラストが強すぎの写真に写ってしまいました。
撮影したままのJPEG写真
そこでRAW現像でパースペクティブ歪も含めて大きく補正してみました。
RX100M7 撮影日 2022年12月26日
JPEGでは左右方向にカットされていますがRAW現像するとカットされた部分も見えてきました。
撮影したままのJPEG写真
そこでRAW現像でパースペクティブ歪も含めて大きく補正してみました。
RX100M7 撮影日 2022年12月26日
JPEGでは左右方向にカットされていますがRAW現像するとカットされた部分も見えてきました。
Capture OneでNG画像を救済 [画像処理]
X-H2を入手して以来、X-H2のRAW現像用に、FUJIFILM専用の無料ソフトCapture One Express Fujifilmを使いだして、Capture Oneのすばらしさを実感。
但し、機能限定版でFUJIFILMのカメラで写したRAWのみ処理可能という制限がありました。
11月のブラックフライデイで最新版のCapture One 23の買取版を40%offで入手することができ、まだ完全には使いこなせていませんがはまっています。
今回は、河口湖畔を走行中に助手席から撮影した画像ですが、逆光で黒つぶれ、傾いて、手前に道路の柵用のロープが写り込み、いわばNG画像を、Capture OneとPhotoshopで救済補正した過程を紹介します。
写したままのJPEG画像
Capture One 23での補正状態
トーンカーブ、レベル補正を含む階調補正、WB補正、彩度補正 傾き補正、トリミングを実行
Capture One補正後の画像
Photoshop CS5で選択範囲をコンテンツに応じて塗りつぶし処理を行う直前の状態
一瞬でロープとポールが除去され補正処理が完了した画像
使用したPhotoShopは10年以上前に購入した買取版ですが不満無く使えます。
最新版はサブスクで毎月数千円の支払いが必要であり、月に数回しか使わないのに大金を支払う必要はないと考えています。
Capture Oneもサブスク版と買取版がありましたが、買取版を格安で入手できました。
但し、機能限定版でFUJIFILMのカメラで写したRAWのみ処理可能という制限がありました。
11月のブラックフライデイで最新版のCapture One 23の買取版を40%offで入手することができ、まだ完全には使いこなせていませんがはまっています。
今回は、河口湖畔を走行中に助手席から撮影した画像ですが、逆光で黒つぶれ、傾いて、手前に道路の柵用のロープが写り込み、いわばNG画像を、Capture OneとPhotoshopで救済補正した過程を紹介します。
写したままのJPEG画像
Capture One 23での補正状態
トーンカーブ、レベル補正を含む階調補正、WB補正、彩度補正 傾き補正、トリミングを実行
Capture One補正後の画像
Photoshop CS5で選択範囲をコンテンツに応じて塗りつぶし処理を行う直前の状態
一瞬でロープとポールが除去され補正処理が完了した画像
使用したPhotoShopは10年以上前に購入した買取版ですが不満無く使えます。
最新版はサブスクで毎月数千円の支払いが必要であり、月に数回しか使わないのに大金を支払う必要はないと考えています。
Capture Oneもサブスク版と買取版がありましたが、買取版を格安で入手できました。
コントラストが高い画像を補正 [画像処理]
快晴の日に撮影するとハイライトの部分が白飛びして、陰の部分が黒つぶれするコントラストが高い画像に写ってしまいます。
このような画像もRAWで撮影すると、RAW現像により見た目に近い画像に補正することが可能です。
11月17日に都内の目黒川で撮影した画像の補正例です。
Jpegで撮影したままの画像
暗部を持ち上げ、傾きを微調整し、WBも僅かに暖色側に補正しました。
RAW現像はCapture Oneを使用
白飛びより黒つぶれのほうが補正範囲が広くて粘るので、白飛びしそうな場合は、マイナス側に露出補正して撮影することで、よりダイナミックレンジの広い画像に仕上げることが可能となります。
但し、補正が強すぎると不自然が画像に仕上がってしまうので、どこまで補正するかがポイントだと思います。
このような画像もRAWで撮影すると、RAW現像により見た目に近い画像に補正することが可能です。
11月17日に都内の目黒川で撮影した画像の補正例です。
Jpegで撮影したままの画像
暗部を持ち上げ、傾きを微調整し、WBも僅かに暖色側に補正しました。
RAW現像はCapture Oneを使用
白飛びより黒つぶれのほうが補正範囲が広くて粘るので、白飛びしそうな場合は、マイナス側に露出補正して撮影することで、よりダイナミックレンジの広い画像に仕上げることが可能となります。
但し、補正が強すぎると不自然が画像に仕上がってしまうので、どこまで補正するかがポイントだと思います。
古い写真 [画像処理]
父が今年の1月に亡くなり、空き家となった家を解体処分することになり、遺品整理のため頻繁に実家へ通っています。
遺品を整理しているといろいろなものが見つかり、聖徳太子の一万円札や五千円札まで出てきました。
気になったのが古いアルバムで、父の子供時代の写真までが残っていました。
記念になるような写真はデジタル化して保存することにして、アルバムから剥がせるものは剥がしましたが、無理して剥がすと、破れてしまう写真はカメラで写し、剥がせた写真はスキャナーでスキャンしてデジタル化しています。
多くの写真は画像が汚れたり、薄れたり、変色しています。
モノクロ写真は階調を補正することで、かなり見やすい写真に補正出来ますが、変色したカラー写真の修復はかなり厄介です。
私がデジカメに移行したのは2001年ごろで、それ以前は、ネガフィルムをフィルムスキャナーで取り込み、フォトショップで色調や階調を整えていましたが、きれいな色の写真に仕上げるのに試行錯誤し、その過程でカラー写真の補正方法を習得した経過がありましたが、そのノウハウが今回役立っています。
デジカメで写した写真のWBは規則性があるので、補正は比較的に楽ですが、変色したり劣化した写真は、デジカメ画像とは全く違った補正ノウハウが必要です。
補正例は人物が写っている写真は避けたいので、風景写真を選びました。
50年ほど前に撮影された変色した写真
補正後の画像
補正方法は、レベル補正、トーンカーブ、色ごとの色調補正の組み合わせで、変色や劣化状態により対応が異なり、1点仕上げるのに30分以上かかる場合もあります。
遺品を整理しているといろいろなものが見つかり、聖徳太子の一万円札や五千円札まで出てきました。
気になったのが古いアルバムで、父の子供時代の写真までが残っていました。
記念になるような写真はデジタル化して保存することにして、アルバムから剥がせるものは剥がしましたが、無理して剥がすと、破れてしまう写真はカメラで写し、剥がせた写真はスキャナーでスキャンしてデジタル化しています。
多くの写真は画像が汚れたり、薄れたり、変色しています。
モノクロ写真は階調を補正することで、かなり見やすい写真に補正出来ますが、変色したカラー写真の修復はかなり厄介です。
私がデジカメに移行したのは2001年ごろで、それ以前は、ネガフィルムをフィルムスキャナーで取り込み、フォトショップで色調や階調を整えていましたが、きれいな色の写真に仕上げるのに試行錯誤し、その過程でカラー写真の補正方法を習得した経過がありましたが、そのノウハウが今回役立っています。
デジカメで写した写真のWBは規則性があるので、補正は比較的に楽ですが、変色したり劣化した写真は、デジカメ画像とは全く違った補正ノウハウが必要です。
補正例は人物が写っている写真は避けたいので、風景写真を選びました。
50年ほど前に撮影された変色した写真
補正後の画像
補正方法は、レベル補正、トーンカーブ、色ごとの色調補正の組み合わせで、変色や劣化状態により対応が異なり、1点仕上げるのに30分以上かかる場合もあります。
X-H2のRAW現像 [画像処理]
FUJIFILMのX-H2を買って以降、私が愛用しているRAW現像ソフトのSilkypixはいまだにX-H2は適用外なため、撮影画像の補正はJPEGをベースにしていました。
X-H2の画質はかなり良いので、JPEGからの補正でほぼOKでしたが、フィルムシミュレーションを変更したり、白飛びや色飽和の補正はRAWから加工が必要です。
最近になって、SilkypixのFujifilm版であるRaw File ConverterがX-H2に対応するようになりましたが、4000万画素でX-Trans配列のイメージセンサーであるためか、従来機種で写したものよりRAW編集がかなり重く感じます。
もう一つの専用RAW現像ソフトであるFUJIFILM RAW Studioを試してみましたが、さらに動作が重いことと傾き補正やトリミングが出来ないことから使う気になれません。
そこで、Capture One Experess Fujifilmを試してみました。
このソフトは動作がかなり軽く、サクサク動くのですが、RAW現像操作時に表示される画像とRAW現像後の画像の色調がかなり違って見えるという致命的な不具合が生じており、種々設定を変えて試しているのですが、未解決の状態です。
RAW File Converterは動作は重いとしてもそのような不具合はありません。
写したままのJPEG画像
Capture One Express Fujifilm上の調整後の画像
上の画像の通りに仕上がれば文句はないのですが、空の色がマゼンタに傾き、山肌や湖面の彩度が落ち、色温度も下がって出力されました。
RAW File ConverterでRAW現像をやり直した画像で、望み通りに仕上がりました。
この状況から、当面は、わずかな補正はJPEGからで大きな補正が必要な場合のみRAWから加工する方法で対処するつもりです。
RAW現像ソフトとしては、AdobeのLightroomが主流のようですが、RAW現像機能に加えて画像管理機能が私の画像管理方法と全く違っていて邪魔くさいことと、買取ではなく、毎月定額を支払うサブスクリプションであるため、対象外です。
フォトショップもCS6以降はサブスクになってしまいましたが、サブスク以前のCS5を持っており、これで十分間に合っています。
2022年11月3日追記
Capture OneのRAW現像画像が違う件、出力画像がデフォルトではAdobe RGBであることが原因とわかりsRGBへ変更することで解決しました。
X-H2の画質はかなり良いので、JPEGからの補正でほぼOKでしたが、フィルムシミュレーションを変更したり、白飛びや色飽和の補正はRAWから加工が必要です。
最近になって、SilkypixのFujifilm版であるRaw File ConverterがX-H2に対応するようになりましたが、4000万画素でX-Trans配列のイメージセンサーであるためか、従来機種で写したものよりRAW編集がかなり重く感じます。
もう一つの専用RAW現像ソフトであるFUJIFILM RAW Studioを試してみましたが、さらに動作が重いことと傾き補正やトリミングが出来ないことから使う気になれません。
そこで、Capture One Experess Fujifilmを試してみました。
このソフトは動作がかなり軽く、サクサク動くのですが、RAW現像操作時に表示される画像とRAW現像後の画像の色調がかなり違って見えるという致命的な不具合が生じており、種々設定を変えて試しているのですが、未解決の状態です。
RAW File Converterは動作は重いとしてもそのような不具合はありません。
写したままのJPEG画像
Capture One Express Fujifilm上の調整後の画像
上の画像の通りに仕上がれば文句はないのですが、空の色がマゼンタに傾き、山肌や湖面の彩度が落ち、色温度も下がって出力されました。
RAW File ConverterでRAW現像をやり直した画像で、望み通りに仕上がりました。
この状況から、当面は、わずかな補正はJPEGからで大きな補正が必要な場合のみRAWから加工する方法で対処するつもりです。
RAW現像ソフトとしては、AdobeのLightroomが主流のようですが、RAW現像機能に加えて画像管理機能が私の画像管理方法と全く違っていて邪魔くさいことと、買取ではなく、毎月定額を支払うサブスクリプションであるため、対象外です。
フォトショップもCS6以降はサブスクになってしまいましたが、サブスク以前のCS5を持っており、これで十分間に合っています。
2022年11月3日追記
Capture OneのRAW現像画像が違う件、出力画像がデフォルトではAdobe RGBであることが原因とわかりsRGBへ変更することで解決しました。
ユリの花 [画像処理]
2004年7月にNikon D100に70-200F2.8レンズを装着しての撮影です。
僅か600万画素の今となってはかなり見劣りする性能のカメラですが、RAW現像で最新カメラに見劣りしない色調に仕上がっていました。
撮影日 2004年7月19日
僅か600万画素の今となってはかなり見劣りする性能のカメラですが、RAW現像で最新カメラに見劣りしない色調に仕上がっていました。
撮影日 2004年7月19日
RX100M7でHDRで動画撮影 [画像処理]
SonyのRX100M7は静止画だけでなく、動画撮影でも高性能です。
但し、デフォルトの設定でだと、一見きれいに撮影出来ますが、ダイナミックレンジがやや狭く、ハイライトの部分は白飛びや色飽和が発生します。
2月に、連続してステージ撮影した際に、スポットライトが当たった顔の部分が白飛びしたことから、HDR(ハイダイナミックレンジ)撮影をいろいろ試してみました。
S-logで撮影して編集時にLUTを当てる方法でもHDR撮影になるのですが、色調が乱れる現象に不満を感じ、たどり着いた方法は、ピクチャープロファイルでPP10に設定して動画撮影することでした。
最初の写真はデフォルトで撮影した動画から切り出した静止画です。
一見きれいに撮れていますが、雲の右部分が白飛びして階調が失っています。
ピクチャープロファイルOFFからPP10に切り替えて撮影して、まったく補正を加えない動画からの切出し静止画
とんでもない画像ですが、
TMPGEnc Video Mastering Works7で開くと、FUJIFILMカメラもエテルナのような画像に自動変換されました。
低コントラストで彩度が低い映像ですが雲の部分の階調はしっかり表現されています。
Davinci Resolveで開くと上の映像より、ややコントラストが高く、彩度もある見やすい画像に変換されました。
TMPGEnc Video Mastering Works7でWBを微調整し彩度、階調を補正した後の画像です。
但し、デフォルトの設定でだと、一見きれいに撮影出来ますが、ダイナミックレンジがやや狭く、ハイライトの部分は白飛びや色飽和が発生します。
2月に、連続してステージ撮影した際に、スポットライトが当たった顔の部分が白飛びしたことから、HDR(ハイダイナミックレンジ)撮影をいろいろ試してみました。
S-logで撮影して編集時にLUTを当てる方法でもHDR撮影になるのですが、色調が乱れる現象に不満を感じ、たどり着いた方法は、ピクチャープロファイルでPP10に設定して動画撮影することでした。
最初の写真はデフォルトで撮影した動画から切り出した静止画です。
一見きれいに撮れていますが、雲の右部分が白飛びして階調が失っています。
ピクチャープロファイルOFFからPP10に切り替えて撮影して、まったく補正を加えない動画からの切出し静止画
とんでもない画像ですが、
TMPGEnc Video Mastering Works7で開くと、FUJIFILMカメラもエテルナのような画像に自動変換されました。
低コントラストで彩度が低い映像ですが雲の部分の階調はしっかり表現されています。
Davinci Resolveで開くと上の映像より、ややコントラストが高く、彩度もある見やすい画像に変換されました。
TMPGEnc Video Mastering Works7でWBを微調整し彩度、階調を補正した後の画像です。
トップの映像と比べると雲の部分の階調がしっかり表現されています。
今回は動画の画像処理を静止画で説明しました。
オリジナルは4K動画なので、静止画に切出しても800万画素あり、FHDへ変換する場合はトリミングしても、解像感は維持されます。
今回は動画の画像処理を静止画で説明しました。
オリジナルは4K動画なので、静止画に切出しても800万画素あり、FHDへ変換する場合はトリミングしても、解像感は維持されます。
父の遺影 [画像処理]
1月16日の夕刻に父が104歳で大往生しました。
父は都内に住んでいましたが、母が亡くなってから認知症が進み、毎週末に家内と世話のために訪れ、平日はデイサービスにお願いしていましたが、ついには介護のため勤めを止めざるを得なくなりなりました。
11年前、93歳の時に自宅から近い特養老人ホームに入所することが出来、また同時期に父の成年後見人にもなりました。
102歳を過ぎたころより体力の低下が目立ち、昨年は誤嚥性肺炎のため4度も入退院を繰り返し、正月明けに、担当医師からそろそろ覚悟してほしいと言われていました。
葬儀は、火葬場が混雑しているため1月22日まで待つことになり、コロナ禍の状況下、近い親族だけの家族葬です。
葬儀場の方より、生前の写真を並べて飾ることが出来ると言われ、若いころの写真も含めて20点ぐらい選んで飾ることにしました。
20年ほど前からは小まめに撮影したデータがありますが、それ以前の写真は都内の実家に保管されているアルバムとなります。
ということで、昨日、都内の実家まで出向き、アルバムの中からこれはと思える写真を60点ほど撮影してきました。
大部分は色あせてくすんだ状態でしたが、画像処理により見やすい写真に補正し、それらの中から6〜7点ほど選んでプリントして飾ることにしました。
かなり古い写真ばかりなので、プライバシー的には問題ないと判断し、その一部を紹介します。
25歳ごろ、80年ほど前の写真です。
アルバムの状態
50歳ぐらいの時に母と旅行の際に撮影したと思われます。
補正前のアルバム写真
これらの画像処理はSilkypixでRAW現像後、フォトショップのお世話になっています。
祭壇に飾る遺影は元写真お渡しすれば式場のほうで遺影に加工していただけるのですが、12年ほど前に撮影した写真を選び、私の方で入念に仕上げ、四つ切サイズに自家プリントしてお渡ししました。
喪主として多忙なため、葬儀明けまではBlogをお休みします。
父は都内に住んでいましたが、母が亡くなってから認知症が進み、毎週末に家内と世話のために訪れ、平日はデイサービスにお願いしていましたが、ついには介護のため勤めを止めざるを得なくなりなりました。
11年前、93歳の時に自宅から近い特養老人ホームに入所することが出来、また同時期に父の成年後見人にもなりました。
102歳を過ぎたころより体力の低下が目立ち、昨年は誤嚥性肺炎のため4度も入退院を繰り返し、正月明けに、担当医師からそろそろ覚悟してほしいと言われていました。
葬儀は、火葬場が混雑しているため1月22日まで待つことになり、コロナ禍の状況下、近い親族だけの家族葬です。
葬儀場の方より、生前の写真を並べて飾ることが出来ると言われ、若いころの写真も含めて20点ぐらい選んで飾ることにしました。
20年ほど前からは小まめに撮影したデータがありますが、それ以前の写真は都内の実家に保管されているアルバムとなります。
ということで、昨日、都内の実家まで出向き、アルバムの中からこれはと思える写真を60点ほど撮影してきました。
大部分は色あせてくすんだ状態でしたが、画像処理により見やすい写真に補正し、それらの中から6〜7点ほど選んでプリントして飾ることにしました。
かなり古い写真ばかりなので、プライバシー的には問題ないと判断し、その一部を紹介します。
25歳ごろ、80年ほど前の写真です。
アルバムの状態
50歳ぐらいの時に母と旅行の際に撮影したと思われます。
補正前のアルバム写真
これらの画像処理はSilkypixでRAW現像後、フォトショップのお世話になっています。
祭壇に飾る遺影は元写真お渡しすれば式場のほうで遺影に加工していただけるのですが、12年ほど前に撮影した写真を選び、私の方で入念に仕上げ、四つ切サイズに自家プリントしてお渡ししました。
喪主として多忙なため、葬儀明けまではBlogをお休みします。