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Finepix F200EXRのファーストショット [試し撮り]

数日前に届いた新コンデジのFinepix F200EXRをいろいろと試し撮りをしてみました。
DSC_9286cut-t.jpg 

まずは、このカメラワイドダイナミックレンジの効果はすごいです。但し、1200万画素でダイナミックレンジを拡大するにはISO200以上の設定が必要です。 800%に広げるためにはISO AUTO(400)以上が必要で、画素数は600万画素に限定されます。
画質ですが、ISO400まではOKで露出が適正ならばノイズはほとんど無視できる程度で、ISO200はまったく問題なしです。
一番の問題はオートWBが良くないことで、色温度が高めに設定され、青っぽい色調になることで、晴れに設定してもオートWBとほぼ似たような傾向です。 いろいろ試した結果、日陰に設定するとD300の晴天とほぼ同じような色温度になります。 カスタムもついていますので、グレーカード等でWBをあわせればほぼOKの色にはなります。
1200万画素はやはり輪郭強調を強くかけているようで、等倍でみるとエッジが汚い感じで、一眼レフとは明らかに違う画質です。
600万画素にするとエッジはかなり改善されて見やすくなります。
ハニカム配列の撮像素子であることから、実質600万画素で、1200万画素は画素を補完しているためだと思います。
ダイナミックレンジを拡大しないと、ごく普通のコンデジ並に白とびが生じますので、今までのカメラのようにマイナス側に露出補正して撮影後に画像処理で明るくするような操作が必要でしたが、ダイナミックレンジを拡大すると1/3~2/3段ぐらいプラス補正したほうがきれいな画像になり、ほとんど後処理は不要となります。

結論からいうと1200画素では、等倍ではディテールの描写はまだまだですが、600万画素に割り切れば設定いかんによってはデジ一眼に迫る画質は得られるカメラではないでしょうか。

以下、縮小のみで他の加工はしていません。

WBオート ISO200  DR400% EV0
DSCF0042-t.jpg

WB晴れ ISO200 DR400% EV0
DSCF0064-t.jpg

WB晴れ ISO200 DR400% EV0
DSCF0071-t.jpg
以上3点はWBオート又は晴れで違和感はあまり感じられないと思いますが、撮影時に想定した色調よりかなり青みが強い画像となっています。

以下はWBを日陰として、ほぼ見た通りの色調になりました。

WB日陰 ISO200  DR800% EV0.3
DSCF2059-t.jpg

WB日陰 ISO200  DR800% EV0
DSCF2063-t.jpg

WB日陰 ISO200  DR800% EV0
DSCF2067-t.jpg

ISO400(前の画像)の等倍の切り抜きです
DSCF2067cut.jpg

WB日陰 ISO200  DR800% EV0
DSCF2077-t.jpg
金網の枠が強烈に太陽を反射していましたが白トビはしていません。
こんな写真はいままで撮れませんでした。

WB日陰 ISO200  DR800% EV0.3
DSCF2079-t.jpg

以上の画像は本来ならばWBや階調をわずかに補正するとさらに良くなりますが、今回は無修正版のみです。

現在は最適撮影条件を得るための試している段階ですが、今後は画像処理してより高品位な写真を紹介したいと思います。


タグ:F200EXR
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