クローズアップレンズ [撮影法]
FUJIFILM Xマウント用、VILTROX 33mmF1.4と23mmF1.4は、高性能で、価格は純正品相当レンズのほぼ半値でコスパは最高なのですが、唯一残念なことは、最短撮影距離が長すぎることです。
仕様上の最短撮影距離は
33mmF1.4 : 40cm
23mmF1.4 : 30cm
最短撮影距離はカメラのイメージセンサーから被写体までの距離ということで、実際の最短距離を確認してみました。(イメージセンサーの位置はカメラに Φ の印で表示されている)
33mmF1.4 : 43cm
23mmF1.4 : 36cm
と仕様以上に最短撮影距離が長いことがわかりました。
これでは準マクロ的な撮影すら出来ません。
ふと思いついたことは、クローズアップレンズを使ってみることでした。
(レンズのフィルター部に虫眼鏡を付けたイメージです)
フィルムカメラ当時に買った52mmクローズアップレンズがあることを思い出して探してみると出てきました。
試写してみると、絞り開き気味だと、周辺部の倍率色収差が目立ちましたが、中心部の解像感は不満無いレベルでした。
No.3クローズアップレンズ装着時のピントを合わせられる撮影距離の範囲を実測
33mmF1.4 : 29cm〜46cm
23mmF1.4 : 25cm〜45cm
クローズアップレンズを使う状況としてはボケを生かす花や静物撮影ということで、周辺の収差は無視できそうです。
23mmF1.4にクローズアップレンズの組み合わせでの試写です。
クローズアップレンズ無 絞りF1.6での撮影最短距離 被写体はCRC556のスプレー缶です。
F1.6 クローズアップレンズ装着時の最短撮影距離
F1.6 自宅にあった人形の口にピントを合わせました
F2.8 自宅付近に咲いていた小菊
X-T3
仕様上の最短撮影距離は
33mmF1.4 : 40cm
23mmF1.4 : 30cm
最短撮影距離はカメラのイメージセンサーから被写体までの距離ということで、実際の最短距離を確認してみました。(イメージセンサーの位置はカメラに Φ の印で表示されている)
33mmF1.4 : 43cm
23mmF1.4 : 36cm
と仕様以上に最短撮影距離が長いことがわかりました。
これでは準マクロ的な撮影すら出来ません。
ふと思いついたことは、クローズアップレンズを使ってみることでした。
(レンズのフィルター部に虫眼鏡を付けたイメージです)
フィルムカメラ当時に買った52mmクローズアップレンズがあることを思い出して探してみると出てきました。
試写してみると、絞り開き気味だと、周辺部の倍率色収差が目立ちましたが、中心部の解像感は不満無いレベルでした。
No.3クローズアップレンズ装着時のピントを合わせられる撮影距離の範囲を実測
33mmF1.4 : 29cm〜46cm
23mmF1.4 : 25cm〜45cm
クローズアップレンズを使う状況としてはボケを生かす花や静物撮影ということで、周辺の収差は無視できそうです。
23mmF1.4にクローズアップレンズの組み合わせでの試写です。
クローズアップレンズ無 絞りF1.6での撮影最短距離 被写体はCRC556のスプレー缶です。
F1.6 クローズアップレンズ装着時の最短撮影距離
F1.6 自宅にあった人形の口にピントを合わせました
F2.8 自宅付近に咲いていた小菊
X-T3
LUMIX GX7MK2にニコン60mmマクロを装着して花を撮影 [撮影法]
カメラやレンズの手振れ防止は上下左右に傾く角度振れ、上下左右の平行移動の振れ、それに光軸を中心に回転の5軸に対して対応するいことが必要です。
風景等の撮影で最も影響を受けるのが角度振れで、平行移動の振れは撮影距離が離れるほど影響が少なくなります。
仮に10m先の被写体の撮影時にカメラが上下に1度振れたとすると、被写体が17cmブレたことになります。
10m先の被写体撮影時の1cm平行移動したとしても被写体が1cmブレるだけですが、20cm離れた10cm幅の被写体をマクロ撮影している際に1cm平行移動の振れが生じた場合は手振れの影響は大きなものになります。
実際の撮影では、角度振れ、平行移動振れ、回転振れがミックスされるわけですが、接写になるほど手振れの影響が大きくなります。
私の撮影の流儀として、出来る限り三脚をしないようにしていますが、手振れ防止が備わったマクロレンズの持ち合わせはなく、マクロ撮影では手振れ写真が少なからず発生する傾向でした。
解決策としてはISO感度を上げて高速シャッターで撮影するか、ボディー内手振れ防止があるカメラで撮影するかでしょうか。
そこで、ボディー内に5軸手振れ防止機能が備わったGX7MK2にマウントアダプターを介してマクロレンズ装着して花などを撮影してみました。
風景等の撮影で最も影響を受けるのが角度振れで、平行移動の振れは撮影距離が離れるほど影響が少なくなります。
仮に10m先の被写体の撮影時にカメラが上下に1度振れたとすると、被写体が17cmブレたことになります。
10m先の被写体撮影時の1cm平行移動したとしても被写体が1cmブレるだけですが、20cm離れた10cm幅の被写体をマクロ撮影している際に1cm平行移動の振れが生じた場合は手振れの影響は大きなものになります。
実際の撮影では、角度振れ、平行移動振れ、回転振れがミックスされるわけですが、接写になるほど手振れの影響が大きくなります。
私の撮影の流儀として、出来る限り三脚をしないようにしていますが、手振れ防止が備わったマクロレンズの持ち合わせはなく、マクロ撮影では手振れ写真が少なからず発生する傾向でした。
解決策としてはISO感度を上げて高速シャッターで撮影するか、ボディー内手振れ防止があるカメラで撮影するかでしょうか。
そこで、ボディー内に5軸手振れ防止機能が備わったGX7MK2にマウントアダプターを介してマクロレンズ装着して花などを撮影してみました。
MFにはなりますが、手振れによるNGショットは明らかに少なくなりました。
ところで、今日、メインで使用しているWin10のPCをスリープ状態にした後、再起動させたら、WiFi接続のネットにつながらなくなってしまいました。
SSDに換装前のHDDに入れ替えればネットにつながったのですが、動作が遅くなり、換装以降に発生したデータ等が無い状態になるので、SSDのままで復旧させようと数時間試行錯誤しました。
解決した方法は、完全シャットダウンを実行することでした。
某サイトにPCに不具合が発生した場合は完全シャットダウンして再起動するとすると直る場合があるとあり、試した結果でした。
完全シャットダウンはshiftキーを押しながらシャットダウンすることで実行できます。
NIKKOR 35mm F2.0をX-T30で使う [撮影法]
フィルムカメラのころのNIKKORレンズをまだ何本か所有しています。
そのうちの一本が50mm F2.0の「カニ爪」レンズですが、カニ爪に窓が無い初期型で、30年以上前に購入したものです。
このレンズ、ニコンのデジ一眼には装着できなかったため、長い間、棚の肥やしになっていたのですが、FUJIFILMのミラーレスカメラには、マウントアダプターを介して使えるようになりました。
デジ一眼カメラ用にAF NIKKOR 35mm F2.0も持っているのですが、カニ爪レンズのほうが距離輪の回転角が大きく、MFには使いやすく感じます。
逆光撮影ではゴーストやハレーションが出ることもありますが、最新レンズであるFX16-80mm F4.0より解像感は良好だと感じます。
X-T30に装着したNIKKOR 35mm F2.0
以下、この組み合わせで撮影した写真です。
撮影日 2020年9月9日
そのうちの一本が50mm F2.0の「カニ爪」レンズですが、カニ爪に窓が無い初期型で、30年以上前に購入したものです。
このレンズ、ニコンのデジ一眼には装着できなかったため、長い間、棚の肥やしになっていたのですが、FUJIFILMのミラーレスカメラには、マウントアダプターを介して使えるようになりました。
デジ一眼カメラ用にAF NIKKOR 35mm F2.0も持っているのですが、カニ爪レンズのほうが距離輪の回転角が大きく、MFには使いやすく感じます。
逆光撮影ではゴーストやハレーションが出ることもありますが、最新レンズであるFX16-80mm F4.0より解像感は良好だと感じます。
X-T30に装着したNIKKOR 35mm F2.0
以下、この組み合わせで撮影した写真です。
撮影日 2020年9月9日
車窓撮影 [撮影法]
八ヶ岳山麓行での他の車窓撮影写真です。
この写真は一見、まともに撮れているように見えますが手前の土手やタンポポの花が流れています。
走行中の車上から撮影では距離の近いものは流れてしまうため、望遠気味にして近くのものが写りこまないようにしたり、電柱などが写らないようにしなければなりませんが、高速で移動しているため簡単ではありません。
解決法としては両目を開け、右目はファインダーを覗き、左目で周囲の状況を確認をするようにしながら写すと、NGショットは少なくなると感じています。
この写真はばっちり決まりました。
踏切を徐行しながら通過していたので、タイミングを合わすことが出来、かつブレも無しで撮影できました。
以上D3100
車窓撮影の必然性を痛感したのは海外旅行です。
国内で自家用車での移動ならば、停車して撮影が可能となる場合もあり、無理して車窓撮影する必要は無いかもしれませんが、海外で、バスや鉄道で移動している最中に、車窓から見える景色は止まって撮影するわけにはいきません。 やみくもに車窓撮影しても窓の反射が映りこんだり、ブレたり、構図が決まらなかったりで、ニュージーランドを旅行した際に、バスの車窓から見える素晴らしい景観を大量に撮影したのですが、ほとんどの写真は見事にNGでした。
特に窓ガラスの映り込みにはがっくりで、翌年のスイス旅行に先立ち、車窓専用の映り込み防止用フードを考案し、ガラス窓の映り込みをほぼ完ぺきに防止することが出来ました。
そのフードの製作法はこちらに詳しく載せています。
この写真は一見、まともに撮れているように見えますが手前の土手やタンポポの花が流れています。
走行中の車上から撮影では距離の近いものは流れてしまうため、望遠気味にして近くのものが写りこまないようにしたり、電柱などが写らないようにしなければなりませんが、高速で移動しているため簡単ではありません。
解決法としては両目を開け、右目はファインダーを覗き、左目で周囲の状況を確認をするようにしながら写すと、NGショットは少なくなると感じています。
この写真はばっちり決まりました。
踏切を徐行しながら通過していたので、タイミングを合わすことが出来、かつブレも無しで撮影できました。
以上D3100
車窓撮影の必然性を痛感したのは海外旅行です。
国内で自家用車での移動ならば、停車して撮影が可能となる場合もあり、無理して車窓撮影する必要は無いかもしれませんが、海外で、バスや鉄道で移動している最中に、車窓から見える景色は止まって撮影するわけにはいきません。 やみくもに車窓撮影しても窓の反射が映りこんだり、ブレたり、構図が決まらなかったりで、ニュージーランドを旅行した際に、バスの車窓から見える素晴らしい景観を大量に撮影したのですが、ほとんどの写真は見事にNGでした。
特に窓ガラスの映り込みにはがっくりで、翌年のスイス旅行に先立ち、車窓専用の映り込み防止用フードを考案し、ガラス窓の映り込みをほぼ完ぺきに防止することが出来ました。
そのフードの製作法はこちらに詳しく載せています。
PLフィルターの効果例 [撮影法]
私は風景写真以外にも屋外での撮影には頻繁にPLフィルターを使います。
PLフィルターは青空を強調したり、水面やガラス面の反射を低減する以外に、草木の葉や花の反射を低減して、鮮やかな色彩に表現してくれます。
この写真はPLフィルターを効かさないで撮影したもので、花や葉が日光に反射して白っぽく写り、つまらない写真になってしまいました。
こちらはPLフィルターを効かして花や葉の表面の反射を減らしたため、深みのある色に仕上がりました。
どちらの写真もD3100にVR16-85mmの組み合わせで、WBは晴天、撮りっぱなしのJPEG画像で、縮小以外は後加工加工していません。
CPLフィルターは高価で、レンズのサイズごとに準備することは費用的にも大変ですが、PLフィルターならレンズプロテクターに近い値段で買うことができます。
PLフィルターは不具合が発生する恐れがあるので、デジ一眼には使用すべきでなく、CPLフィルターを使うべしと言われていますが、少なくとも私が今まで使ってきたNikonのデジ一眼でPLフィルターで不具合が出た覚えがありません。
この数日連続してアップした紅葉写真のほとんどはPLフィルターを使用して撮影したものであり、紅葉の色をより鮮やかに表現することが出来ました。
まだPLフィルターの類を使ったことが無い方は是非お試しください。