RX100の色むら発生について [RX100]
RX100で許せない欠陥としては、雪景色を撮影すると色むらが生じる不具合が発生することです。
下の写真では、左下の部分がマゼンタ(紫)の色むらが生じています。
この色むらはRAW現像の際に、部分補正機能により目立たないように仕上げていますが、かなり手間がかかります。
部分補正した画像ですがわずかに色むらが残っています。
所有するRX100は、レンズ内に異物が入り写り込む不具合のため、レンズユニットを交換する修理をしたことがあり、その際、色むらの不具合も伝えたのですが、直りませんでした。
最新のRX100シリーズモデルなら、この不具合は発生しないと思われますが、コンデジの域を超えた高価格のため、躊躇しています。
パンフォーカス [RX100]
台風一過の青空の情景をRX100で撮影
この写真では足元の草から遠景の家までピントが合ったパンフォーカスで写っています。
RX100の広角端で焦点距離10.4mm(35mmでは28mm)で露出補正0、WBも含めてすべてオートで撮影しており、Exifデータを見ると、ISO125、絞りF5.6、SS1/800。
中央やや左下を等倍で切り取ってみました。
D800等のフルサイズ一眼レフと比べると解像感は見劣りしますが、コンデジの画像としては、かなり良好だと思っています。
私の持っているRX100は初代モデルで、つい最近4世代目が発売されましたが、まだ販売されています。
かなり安くなっていますが、同じ価格帯のコンデジと比べても性能、機能とも見劣りしないはずです。
ついでながらパンフォーカスは和製英語で、正しい英語ではDeep Focusです。
カメラマンも和製英語で、英語ではPhotographerです。
和製英語は結構氾濫しており、その他代表的な例として、家を改装することをリフォームと言っていますが、英語の本来の意味は革新するで、家の改装の本来の英語での言い方はRemodelingです。
現役のころ海外との英文メールのやりとりの中で、和製英語を間違って使ってしまい、恥をかいた経験があります。
RX100でスナップ [RX100]
外出でカメラを持ち出すときは、予備のバッテリーとメモリーを入れた小さなケースを持参するのですが、近場の散歩代わりでということで油断していました。
RX100を半年使って [RX100]
SonyのSyber Shot DSC-RX100は昨年11月に購入して以来半年が経過しましたが、もっとも使用頻度が高いカメラになっています。
本気撮りする時はD800等の一眼レフを使用しますが、重く、大きな一眼レフを常時持ち歩くわけにはいきません。
その点RX100は小型軽量でバックやポケットに入れて外出時に気軽に持ち歩くことが出来ます。
今までも何台かのコンデジを使用してきましたが、小型軽量であっても、画質的には一眼レフとは歴然たる差が有りましたが、RX100は撮影したままのJPEG画像でもかなりの画質で、RAWを現像すると、一眼レフにそん色ない画質が得られます。
買った当初は、JPEG画像では色乗りが悪く、階調的にも不満が有り、風景撮影の際の草木の緑が薄く、人物の顔色も不満を感じていましたが、設定メニューのクリエイティブスタイルのスタンダードモードでコントラストを-3、彩度を+1に設定した結果、これらの不満を解消することが出来ました。
一眼レフでは屋外での撮影は全くと言ってよいほどAWBは使用せず、色温度指定でしたが、RX100ではAWBの信頼性が高いため、AWBを使用する機会が増えました。
レンズもかなり優秀で、解像度が高いだけでなく、歪曲収差や、倍率色収差は無視できるほどです。
撮影はすべてRAW+JPEGで撮影していますが、撮影したほぼ半分は撮影したままで満足できるほどで、その他のカメラでは、「JPEGのままでもOKの画像が撮れることがある」、ことと比べると、RX100の完成度の高さを感じます。
画質で唯一不満を感じる点は、雪景色を撮影した際に、中央部と周辺部分に雪の色の違いが生じることがあることで、一眼レフでは未経験の現象で、この現象が生じた画像は、フォトショップによる修正が必要となることです。
同じ被写体をクリエイティブスタイルがデフォルトの場合と設定し直した場合との比較です。
デフォルト設定 色乗り、階調とも不満です。
コントラスト-3 彩度+1
上の画像でもOKですがRAW現像で強いて好みの画像に仕上げてみました。
RX100スナップ2点 [RX100]
RX100
このカメラは私としてはRAWで撮れる初めてのコンデジで、外出の際はバッグにいれて持ち歩いています。
RX100以前はX-E1かX100が持ち歩き用でしたが、荷物になっていました。
RX100で雪景色スナップ [RX100]
発売開始から2年半でディスコン直前を承知で昨年11月に格安で買ったRX100ですが、外出時の携帯カメラとして出番が多くなってます。
ファインダーが無い小型軽量の典型的なコンデジの容姿で、機能が制限され、操作性もデジ一眼とは比べようがありませんが、きちんと撮影し、RAW現像するとデジ一眼にそん色ない画像が得られます。
撮りっぱなしのJPEG画像でも、撮影条件を適切に設定すると、RAW現像は不要と思われ画像が撮れてしまいます。
また、パンタグラフのようにせり上がる内蔵ストロボも上向きにねじ曲げることで、バウンス撮影も可能であることがわかりました。
ということで、JPEG撮りっぱなしの雪景色スナップです。
AWB 露出補正+0.7 クリエイティブスタイル スタンダードでコントラスト-3 彩度+1
JPEGのまま等倍で見ると輪郭描写はやや雑ですが、RAW現像で輪郭補正するにより、1500万画素のD3100と同等以上の高画質がに仕上げることが可能となります。
RXでスナップ [RX100]
この時期、暗くなるのが早く、最後の写真は薄暗い状態での撮影で、ISO1600まで感度を上げましたが、何とかOKでした。
いつもの通りのRAW現像でしたが、D800等のデジ一眼と同じ感覚で濃厚な画像に仕上げることが出来ました。
津久井湖 [RX100]
撮影場所は昨日の写真に写っていた吊橋の上からです。
RX100はネーチャー系にも十分使えます。
RX100とD800の画質を比較 [RX100]
RX100とD800の仕様を簡単に比較すると
項目 | RX100 | D800 |
カメラ分類 | 1インチ撮像素子コンデジ | フルサイズ一眼レフ |
画素数 | 2000万画素 | 3600万画素 |
レンズ | 28-100mmF1.8-4.9 (焦点距離は35mm換算) |
VR24-120mmF4を使用 |
常用ISO感度 | ISO80-6400 | ISO100-6400 |
撮影モード | RAW+JPEG可能 | RAW+JPEG可能 |
サンプル画像は、いずれもSilkypix DeveloperStudio Pro6でRAW現像しています。
私の場合、撮影画像はNGを除いてほぼすべての画像はRAW現像により、好みの画像に仕上げています。
RAW現像により、写したままのJPEG画像より画質が向上する傾向ですが、仕上がった画像の品位はカメラやレンズの性能に影響されます。
RX100
焦点距離44mm相当 ISOオート(ISO125) SS1/100 F4.9、WB 5000K、露出補正無し
D800
焦点距離55mm、ISO400、 SS1/250、 F8、WB 5000K、露出補正-0.3EV
色調、階調ともほとんど差は有りません。
中央部を等倍でクロップして解像感を比較
RX100
D800
解像感も差は感じられません。
カメラとしての機能の豊富さや撮影の確実度はD800の方がはるかに上ですが、小型軽量で価格も一桁安いコンデジでこれだけ写ることは驚異的です。
D800に使用したVR24-120mmレンズは、歪曲収差、倍率色収差があるに対して、RX100のレンズはそれらの収差は無視できるほどわずかで、この点ではRX100の方が優れています。
Nikonの純正RAW現像ソフトであるNX2やNX-Dでは、これらのレンズ収差は自動補正されます。
Silkypixでは、これらのレンズ収差はマニアルで補正しなければなりませんが、好みの画像に仕上がるので、RAW現像は、もっぱらSilkypixを使用しています。
デスコン寸前モデルのRX100に対して、最新後継機のRX100Ⅲでは、レンズも24-70mmF1.8-2.8となり、光学性能が向上し、EVFが付属し、WiFiも利用できるなど進化しているようですが、私がメインで使用するカメラは一眼レフであり、RX100はサブカメラとしては十分な性能だと感じています。
RX100一週間使ってみて [RX100]
RX100を使いだしてから今日で一週間経過しました。
最初の印象ではJPEG画像はいまひとつでしたが、撮影時の設定を工夫することで、まずまずの絵が撮れるようになりました。
撮影モードは一眼レフと同様にRAW+JPEGに設定しているため、RAW現像によりWBや階調は自由に仕上げることが出来ますが、JPEGのままでも完成度の高い画像となるよう撮影することは必要だと考えます。
RX100のデフォルトの画像で不満と感じたのは、コントラストが高いことと、冷めた色調であることでしたが、メニューのクリエイティブスタイルのスタンダードで、コントラストを-3、彩度を+1~+2に設定し、WBはオートと色温度を使い分けることでかなりの改善となりました。
JPEG画像ではコントラストを高くするとダイナミックレンジが狭まれますが、コントラストを低くすることで、ダイナミックレンジの低下を防ぐことが出来ます。
今回の画像は、JPEGで撮ったままで縮小したもので、共通撮影条件はコントラスト-3、彩度+2、ISO感度400
WB:色温度5200K 露出補正無し
WB:色温度5200K 露出補正無し
赤の彩度が高過ぎており、彩度+1にすべきでした
AWB 露出補正+0.3
露出補正しないつもりが、不注意で+0.3に設定されたまま撮影してしまいましたが、結果的にOKでした。
RX100は一眼レフカメラと比較すると機能や使い勝手はかなり限定されてしまいますが、画質的には一眼レフにそん色ない画像が撮れるためサブカメラとしても十分使えそうです。
また小型軽量のため、外出時に持ち出しても負担とならず、登山やスキーの際に役に立つと思います。
特にスキーの場合は、一眼レフ持参だと転倒した際にカメラの破損だけでなく、当たり所が悪いと怪我の恐れもあるため、遠慮しながら滑っていましたが、RX100ならポケットに収まってしまうため遠慮せずに滑れそうです。
RX100で都会を写す [RX100]
前回のブログでは、RX100のJPEG画像は冷めた色調で好みでないと書きましたが、その後、彩度を上げ、コントラストを下げ、色温度さえ適正に設定すればJPEG画像でも、かなり良い色調になることが分かりました。
前回はまだ使いだして間もなく、彩度等の調整方法が分からなかったためデフォルトで撮影した画像に関する印象でした。
RX100は他のコンデジと同様に、ファインダーが無く、背面のモニターを見ながら、腕を突っ張っての撮影になってしまうため、一眼レフより不安定な姿勢で撮影しなけらばなりません。
このため2000万画素もの高画素があだとなり、一眼レフより手ぶれが目立つようです。
一眼レフならかなり厳し条件でも手ぶれなしで手持ち撮影する自信はありますが、このカメラの場合は手ぶれ補正に頼っても厳しい面がありました。
但し、手ぶれなしで撮影できた場合の画質は素晴らしく、D800のAPSクロップに迫る画像が得られ、RAW現像を前提にすれば同等と言えそうです。
昨日は所用で都内に出かけましたが、RX100を持参して撮影した画像の一部です。
すべて、SilkypixでRAW現像しています。
今更ながらRX100を [RX100]
買ってしまいました。
XFレンズの修理をキャンセルした代わりに、修理見積金額に少々追加するだけですみました。
ソニーのサイバーショットDSC-RX100は2012年に発売されたコンパクトデジカメで、発売当時はかなりの値段でした。
その後RX100M2、RX100M3等の後継機が発売されたにもかかわらず、まだ発売されているロングセラーカメラですが、さすがに安くなりました。
RAWで撮影できる高画質のコンパクトデジカメとして関心を持っていましたが、修理をキャンセルしたレンズを引き取りに行った際に、RX100が興味ある価格で販売されていたのを見つけて、手持ちのSDカードでRAWモードで試写させていただき、撮影データを持ち帰ってRAW現像した結果、使えると判断し、翌日買ってしまいました。
早速撮影してみましたが、解像度、ダイナミックレンジ、高感度特性は一眼レフ並みですが、JPEGで撮ったままのWBやカラーバランスはいまひとつで、特にネーチャー系ではNGです。
但しSilkypixでRAW現像するとカラーバランスが一気に改善され、素晴らし画像に大変身します。
また、歪曲や倍率色収差が無視できるほど少なく、RAW現像時のレンズ収差補正は不要でした。
外出時用やサブカメラとして活用出来そうです。
撮影したままのJPEG画像ですが、冷めた色調は好きになれません。
SilkypixでRAW現像 WBは無調整で階調のみ微調整していますが、色調がかなり改善されました。
RX100はJPEG撮影用としてはお勧めできませんが、Silkypixをお持ちでRAW現像する前提なら検討の価値大です。
ソニー純正のRAW現像ソフトでも試してみましたが、JPEGの色調と変わり映えしませんでした。
CS5のCAMERA RAWは適用外で現像出来ませんでした。