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雪景色のホワイトバランス [画像処理]

地元でのこの冬初めての降雪で、風景写真派としてはじっとしては居られず、最も身近な本格的な雪景色が味わえる道志道へ撮影行してきました。
朝は一時晴れ間が出ましたが、日中は雪が降ったりやんだり。 でも雪景色はたっぷり撮影出来ました。

雪景色の表現で、いつも迷うのがホワイトバランスです。

この写真の場合は色温度6000Kで理屈上は完璧なWBが撮れた写真で、雪は無彩色の純白で表現されますが、雪の冷たさが表現できなくて物足りなさを感じます。
6k.jpg

色温度を下げて撮影し、雪は純白ではなくてわずかに青みをつけて表現することにより雪景色の雰囲気が違ってきます。
そこでRAW現像時に色温度を変化させてどの色温度が雪景色の表現に最適であるかを比較してみました。

色温度5500K


色温度5200K  WBを晴天にするとこの色温度になります。


色温度5000K


5000K~5500Kのどの色温度でも違和感は無いとは感じますが、個人的には5500Kか5200Kが良いと思うのですがいかがでしょうか。
私の場合、雪景色も含めて風景撮影の場合は原則としてWBは晴天(5200K)に固定し、RAW現像時に、必要に応じて色温度を微調整しています。

撮影 2011/2/12
D700 + VR24-120mm F4

swmrさんのご希望でモノクロに変換した画像を追加しました。(2011/2/13)
モノクロ変換時に手前の赤い木の細かな枝を強調し、降雪でもやった空の
部分の階調をわずかに補正しました。
gray.jpg


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コメント 6

Swmr

こんにちは、4種類の比較参考になります。 枯れ木が茶色いというイメージから、私は5500Kが好みです。
もう一枚追加でモノクロにしたらどんな感じか見てみたいのですが、追加はできませんでしょうか。
by Swmr (2011-02-13 11:09) 

aidesu

僕は6000kが好きです^^
by aidesu (2011-02-13 11:22) 

kjisland

あら、私は5000度が、、、。青っぽい色、
キャノンのペーパーに合いそう。
by kjisland (2011-02-13 13:04) 

コーミン

Swmrさんへ
ご希望によりモノクロに変換した画像を追加しました。
6000kの画像を元にしましたが、変換はPS CS5のイメージ→色調補正→白黒で手前の赤い枝の部分の輝度を下げて、強調するととともに、空の部分をわずかに明るくしましたがいかがでしょうか。

aidesuさん、kjislandさんへ
お好みが逆のようですね。
私も色温度を調整する際に、かなり迷う場合もあります。
by コーミン (2011-02-13 13:56) 

COLE

電球の暖かみ、雨空の寒さ、完全に補正してしまっては雰囲気が伝わりませんからね。
どんなにオートホワイトバランスが賢くなっても、撮影者の意図を反映させようとするなら、手動での設定が必要になりますね。
私の好みは5500Kかな。6000Kだと木の枝の茶色でちょっと暖かく感じてしまいますので。
by COLE (2011-02-15 08:41) 

コーミン

COLEさんへ
私も務めていたころは、カタログ用などのために製品等の物撮りもしましたが、その際は完璧にWBを合わすようにしていましたが、通常の撮影では、微妙にWBをずらして撮影時の雰囲気とかイメージつくりをすることが多いです。
困るのは、時が経過すると、画像の好みが変わってくることで、以前は良しとしていた色調が気に入らなくなることが少なからずあります。
by コーミン (2011-02-15 13:11) 

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