久しぶりのD700 [D700]
良く写ります。
但し、D800を使ってしまうと、クロップモードでの撮影が出来ないことに不便を感じてしまいます。
D800は、フルサイズ、1.2倍クロップ、1.5倍相当のAPCクロップに簡単に切り替えて撮影が出来、APSクロップモードでも1600万画素とD700の1200万画素より画素数が多く、フルサイズのD700よりAPSクロップモードのD800の方が解像感が高いように感じます。
たぶん、D700のローパスフィルターの効きを良くしていることが原因だと思うのですが。
レンズはTAMRON 28-75mmF2.8
D700+24mmF2.8 [D700]
24mmF2.8は本来、D700用として手に入れたものであることから、D700にこの24mmレンズのみをつけて一日持ち歩いてみました。
小さなレンズと言ってもD700につけると大きく重くなるため、D3100の時のように、気軽にカバンの中に入れて持ち歩くとはいきませんでした。
またD700につけて街中スナップだと、24mmではワイドすぎて持て余し気味でした。
やはり35mmぐらいがスナップにはちょうど良いと感じた次第です。
D700で撮った五反田駅界隈 [D700]
この時は、ハイコントラストで、強烈な印象の画像になってしまいましたが、気になって、1月24日にまた大崎へ出かけた際に、D700を持って同じコースを歩き、ほぼ同じ被写体を撮ってきました。 時間も天候もほぼ同じで、カメラのみ違いでしたが、D700では無難に、言わば優等生的な写真が撮れましたが、どうもF200EXRで撮ったほうが個性があり、印象的に感じてしまったのですが。
D700ファームウエアバージョンアップによるAWBの検証 [D700]
2002年6月にD100の発売日以来、Nikonのデジ一眼を使い続けてきましたが、どのカメラもAWBは信用していませんでした。 AWBもバッチリ合う場合もあれば、とんでもない色合いの画像に写る場合もあり、現在はAWBはほとんど使わず、WBは晴天か色温度直接指定にしてRAW現像時に必要に応じてWBを補正しています。
最近、D700のファームウエアを1.02にバージョンアップしましたが、今回のバージョンアップはAWBの性能を改善されたとのことで、AWBを再度検証してみました。
D700のAWBについては、購入直後にこちらでかなり手厳しく評価しています。
http://komin.blog.so-net.ne.jp/2009-06-23
で、今回の検証結果では確かにAWBは改善されていますが、改善されない部分もありました。
以下の写真の上部はAWB、下部はWBを晴天にして撮影したもので、どちらもWBがNGのもののみRAW現像の際に適正なWBに補正した画像を追加しています。
以前お検証では緑の葉が多い被写体をAWBで撮影するとマゼンタ被りする傾向があり、程度はやや軽くなったようですが、相変わらずこの傾向は残っていました。
この写真の撮影ではグレーカードを一緒に写し込んでおり、グレーカードの部分の色のRGBの値をみれは、上のAWBで写した写真は明らかにマゼンタ被りしていることが確認できます。
下の晴天で写した写真はほぼ見た目通りの色合いです。
次もグレーカードを入れ込んで撮影してみました。
AWBでは僅かに青みが強く、晴天ではやや赤みに寄っていますがぎりぎりで許容範囲でしょうか。
でもAWBの指針を納得いくWBに補正してみました。
こちらの写真では下側の晴天より、上側のAWBの方が自然に近い色合いに写っています。
こちらでは、晴天、AWBともほとんど同じ色合いで、どちらもOKです。
暗い林の中の朽ちた切り株ですが、上側のAWBでは明らかにマゼンタ被りで、かつ青みがかっておりNG。下側の晴天で撮ったものは僅かに赤みが強くてNGでした。
そこで、AWBの写真のWBをRAW現像時に補正してみました。
ほぼ撮影時にイメージした色調になったはずです。
次の写真はAWBと晴天とでは微妙に色合いが違いますが、どちらもOKです。
こちらは、上側のAWBのほうが、実際の色調で、下側の晴天ではやや青みがかっています。
下の富士山の写真は昼ごろ写した写真ですがAWBは夕方写したように赤っぽく写ってしまいました。 晴天では実際のものより青みがかって見えますが、冠雪してる富士山ということで、この程度青く写ったほうが富士山らしく見えると思います。
今回の検証では、AWBでNGのものも有りますが、晴天よりAWBの方が良いか、又は同等と思われる写真が少なからず撮れました。 旧バージョンでは、AWBの方が良かった画像はほとんど無いぐらいで、晴天か色温度直接指定することで、あるべきWBに出来るだけ近づけて撮影し、RAW現像の際に、必要に応じてWBを補正していました。 それから較べると明らかにAWBは改善されています。 但し、AWBで適正なWBに写れる被写体は特定の色合いに傾いていない無難な被写体の場合であり、ネーチャー系の被写体とか、特定な色に傾いた被写体では晴天に設定したのほうがWBが外れる確率が明らかに低くなので、被写体の状況でWBの設定を切り替えることが必要で、AWBで常時撮影することは避けるべきだと思います。