空を合成 [画像処理]
商業写真では、曇り空を青空に合成するような処理は珍しくありません。
やり方としてはフォトショップで青空の画像の上に加工する画像をレイヤーで重ね、空の部分を透明化することで可能です。
空の部分との境の切り出しは、建物などの単純な形状の場合は簡単ですが、木木が重ねあって、部分的に空が覗けるような画像での処理は面倒で、特に細い枝が網目状になっているような場合は極めて困難で、たとえ切り出しが出来ても輪郭のわずかなボケの影響で、白い線が残って、不自然に見えてしまいます。
知人の商業写真家がこの処理をうまくこなしているのを見て挑戦してみました。
彼のやり方は企業秘密とのことで、独自に工夫してみました。
オリジナル画像です。
青空に合成し、地上部分は晴れた日のように見えるよう階調等を調整しました。
桜の部分を切り取ってみました
等倍で注意深く見ると部分的に不自然に見える場所もありますが、モニターの全画面で見た程度では、違和感はありません。
画像にもよりますが、処理時間は30分程度です。
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