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和太鼓 [画像処理]

今年度は地元の自治会で祭典の係を担当することになりました。
8月の夏祭りに向けて準備を開始していますが、お祭りのポスターの作製を引き受けることになりました。
業者に頼むと相応の費用が発生することになりますが、私がやればデザイン費用はゼロ。
所有している写真用のプリンターもA3のびサイズまで印刷可能であり、このサイズでポスターを作ることになり、かかる費用は材料費のみとなります。

勤めていたころは、工業製品のカタログや展示パネルなどお堅いポスターまがいを作成した経験はありますが、お祭りのポスターのデザインは初めてで、デザイン力の不足を実感しているところです。

せめてポスターに掲載する写真だけは、業者に負けないようにしようと、何点かの写真を加工してみました。

ポスターやカタログ等に載せる写真は加工(捏造)されることが普通で、今回も画像処理の経験が役立ちました。

夜の部のステージショーに出演して下さる和太鼓のグループの紹介用写真の加工例です。

提供していただいた元画像はL版サイズのプリントで、400dpiでスキャンして色調補正や輪郭強調した状態の画像です。
今回は、顔がはっきりわからないよう、いつもより小さい画像に縮小しました。

wadaikom.jpg

この写真では背景がごちゃごちゃして、このままポスター内の紹介用写真とするには不適当と判断し、背景を入れ替えることにしました。

背景を入れ替えた画像です。
wadaikocm.jpg

背景を入れ替えるためには、フォトショップ上で、背景とする画像の上にレイヤーとして元画像を重ね、不要部分を選択して、除去して透明化することで可能となります。

輪郭が明暗や色で明確な場合は画像の切り出しは簡単ですが、背景が込み入って、細かく判断しながら切り取る部分を選場なければならないため、200%まで拡大し、折れ線ツールによる細かな手作業で行いました。
除去する部分を選択後、そのまま除去すると、輪郭部分がエッジ状となり、不自然となるため、1~2ピクセルほど選択範囲を拡大処理し、選択部分のエッジを1~2ピクセルぼかす処理を加えた後、除去することで、自然なエッジに仕上がります。

フォーカスがぴったり合っていないぼやけた部分を切り取る場合は、ぼかすピクセル数を、ぼやけている程度に合わせて増減することで、自然な切り取り部に仕上げることができます。

切り取った後は影を追加しますが、これがもっとも気を使う作業でしょうか。


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