デジカメではこのペチニアのような深い色合いの赤紫の花の色を表現することは難しいものでした。
sRGBの色空間外の色であるはずだと思うのですが、D800で撮影すると、実際の色と乖離しているにしても、今までのカメラより実際の色に近づいた色に描写することができるようになりました。
多分、Adobe RGBで撮影すればより現実的な色で撮れると思うのですが、残念ながら、Adobe RGBモードで見られるモニターを持っておません。
この花を実際に摘んでモニターの画像と見比べたのですが、実際の花の色はもっと深い色合いでした。
以下の赤は実際の花の色に近い色合いで撮影できました。
2012-05-20 23:25
nice!(8)
コメント(4)
トラックバック(0)
共通テーマ:アート
Adobe RGBにすると、緑の色域がもう少し広くなりますね。^^
私は仕事に使う写真(素材としての写真)が多いので、常時Adobe RGBモードにしています。ただ色域が広いからAdobe RGBが奇麗というわけでは決して無いので、シーンに応じてうまく使い分けられる人が勝利しますよね。^^
by ジョルノ飛曹長 (2012-05-21 00:37)
ジョルノ飛曹長さんへ
2月にモニターを買う際にAdobe RGBも見られるものが欲しかったのですが、予算オーバーで諦めて、sRGBでは最もきちんと見えるモニターにしました。
花や南海の海の色など、深みのある色彩では差が出ることが分かっているのですが。
by コーミン (2012-05-21 18:06)
赤のガーベラ見事ですね
さすがD800いいな~
by kazu-kun2626 (2012-05-22 07:30)
kazu-kun2626さんへ
デジカメでは濃い赤でも写すことが出来ますが紫は難しいですね。
物の本によると、デジカメでは色をRGBの三色に分けて記録しますが、この場合、紫はRとBの撮像素子で記録することになります。 赤と青との色が混ざった紫の被写体の場合は問題なく紫色が再現できますが、単色光の紫の場合は紫外線領域に近い短い光の波長になり、赤や青の撮像センサーが感知しにくくなるため、正確な色の再現は難しくなるようです。
D800が他のカメラより紫の再現性が良くなった原因としては、私の想像ですが、ダイナミックレンジが広くなったため、紫色に対するセンサーの反応が向上したのではないかと思っています。
by コーミン (2012-05-22 17:03)