古いRAWの再現像 [画像処理]
私は2002年に初めてのデジタル一眼レフD100を使い出して、早々にRAWで撮るようになり、以来、NGを含めたほとんどすべてのRAWファイルを保存しております。 それらの古いRAWも時々再現像しています。 現像ソフトも変って高性能となり、また現像も慣れてきたことから、撮影当時に現像した画像より良質な画像に現像できるようになりました。
以下、2005年にニュージーランドでD70で撮影した画像のオリジナル画像とSilkypix Proでの再現像画像との比較です。
オリジナルのまま現像した画像ですが完璧に露出不足です。
露出補正、WB補正、ノイズ低減処理により現像した画像です。
オリジナル画像は、強烈に光る雲と、日陰の絶壁とのハイコントラストの状態で、雲の白とびを防止するため露出補正して撮影したものですが、露出不足で、WBも不適切です。
色温度補正、露出補正、階調補正した後、彩度を最適化しています。
オリジナルはWB不良かつやや露出オーバーの画像です。
WB補正、露出補正に加えたトーンカーブにより階調を整えています。
数年たってまた現像しなおすと違った画像になるかもしれません。
そんな楽しみがあったんですね!
私もD100のRAWファイルを一杯持っているので、試してみます!
by a-takaki (2009-01-20 08:20)
おはようございます。
私も過去のデジタル一眼レフのデータは全てRAWで撮っていてNGも含めて全て保管しています。
またカメラ本体も全て保管していて現役で使っています。
コーミンさんと同じ様に古いRAWの現像を最新のソフトで現像したり
古いカメラで最近撮ったデータを最新のソフトで現像しています。
600万画素のD100やD70でもいい結果に驚きます。
先駆者のコーミンさんにあやかって色々とやってみたいと思います。
またオリンパスの古いコンデジもRAWで撮れますので、そちらも遊べるかなと思っています。
by tkckphoto (2009-01-21 07:23)
a-takaiさん、tkckphotoさんへ
まとめて、今までのRAW現像の経過を紹介したいと思います。
RAW現像はD100以降ですが、それ以前はネガでの撮影とコンデジとの兼用でした。当時のコンデジは画素数も少なく、ダイナミックレンジが低い等性能面が劣っていたため、本気で撮る場合はネガで撮っていました。
ネガは撮影後にフィルムスキャンして一枚一枚かなり手間をかけてフォトショップで色調等を整えていました。
D100を買ってすぐはJPEGで撮ってPSで画像調整していましたが、海外のサイトでRAWの優位さを詳しく説明しているページを読んだことがきっかけでRAWで撮りだしました。 当時はNikon Capture 3だったと思いますが、ネガの処理と比べると飛躍的に簡単に画像を調整できるので感激したものです。簡単になったといってもネガに比べればで処理できる量は多くても一晩に数十枚で、たくさん撮ってきた場合は良さそうな画像を選んで現像していた状態で、未現像のまま残されたRAWはかなりの量となっていました。
Nikonの現像ソフトがNXに代わってから、あまりの操作性の悪さにうんざりしていたころ、Silkypixが2から3にバージョンアップされ、画質、操作性ともに飛躍的に良くなったことから、NXは見切りをつけました。Lightroomも買いましたが、おせっかいな画像管理機能があることと、やや現像機能が不足していることから、またSilkypixに戻っています。
現在はPCもQuadタイプのCPUの高性能なものにしたことから1時間に100枚以上のRAWを現像処理できるようになり、気が向くと、古いRAWを引っ張り出しては再現像しています。
画像の好みも徐々に変わっていて、明るめに仕上げたり、彩度を上げたり、重厚感のある仕上げにしたりと変遷したいますが、現在はやや暗めで落ち着いて色調に仕上げる傾向です。 たぶん将来はまた好みが変わると思います。
by コーミン (2009-01-21 13:29)