NikonD3100を試写 [D3100]
来月、旅行に出かけます。
今までの経験上サブカメラは必須で、軽くて小さくて高画質で写せる新しいカメラということで、一時は今はやりのミラーレスカメラも候補に入れましたが、どうしても馴染めず、D40より軽いD3100を買ってしまいました。
新しいカメラを買った時の常として、基本設定のままで撮影して、そのカメラの傾向を調べます。 ということで、試写した画像の一部を紹介ですが、WBはオート、露出補正無で始めましたが、途中より一部のショットについては露出補正を加えています。
まだわずかしか写していませんが、D3100のポテンシャルのすごさを感じました。
ホワイトバランスこそまだ改良の余地がありますが、高感度特性やダイナミックレンジや階調、色つくりに関してはD300を確実に凌駕しています。
まず感心したのが、ダイナミックレンジの広さです。 JPEG画像のダイナミックレンジは、RAW現像の際にダイナミックレンジを拡大したとほぼ同程度ぐらいダイナミックレンジが広がっている画像があったほどです。
このため、白飛びを防ぐため、マイナス側に露出補正しRAW現像の際に明るさや階調を補正するというような処理が必要がないと思われる画像も少なからずありました。
作品つくりのためは、WBや階調の補正が必要な画像もあるので、RAWでの撮影は避けられませんが、RAW+JPEGで撮影しておくとRAW現像は不要と思えるJPEG画像も少なくなく、またRAW現像してもの画像も素性の良さを感じました。
その他の注目すべき機能としては自動歪み補正でNikonのレンズだけだと思いますがJPEG画像ではレンズの歪曲を自動で補正してくれます。 この機能はD700にはついていません。
まずはJPEG撮りっぱなしでリサイズのみの画像です。
9枚目までWBはすべてオート
露出補正なし
露出補正なし
露出補正なし
露出補正-0.3
露出補正なし
露出補正+0.7
露出補正なし
露出補正-0.3
以上は若干の不満がある画像もありますが、まずまずのWBや階調だと思います。
ただし、やや暗い草木の緑の被写体では、他のカメラと同様にWBもかなり外れてマゼンタかぶりしてしまいました。
このような被写体だとD700でもNGでした。
露出補正-0.3
このような被写体の場合はWBを晴天又は色温度直接指定に設定することで改善することができますが、D3100は色温度直接指定がないため晴天に設定してみました。
WBオートより改善されていますが、ちょっと黄色に寄っています。
本来の色にするには後加工が必要で、同時記録したRAWを現像してWBを実際の色に補正してみました
この暗い緑の被写体のWBの異常については、改善されているのではないかと期待したのですが、最新のD3100でもダメでした。
D3100 + VR16-85mm
今まで見たことも無いような
柔らかな階調の移行に驚かされました.
ハイライトの細部までこれなら逃がさないでしょう.
細部を省略した単純な画像に慣れてきた目には
この描写力が弱さとして映る恐れがあるとも思うのですが,
生データは使いようかもしれませんね.
by symplexus (2010-10-10 10:02)
symplexusさんへ
このモデルはNikonのデジ一眼に入門機です。 小型で機能は省略していますが、画像はAPSサイズのなかでベストではないでしょうか。
近々にD7000が発売となりますが、画質的には画素数が違うだけでD3100と同等ではないかと想定しています。
by コーミン (2010-10-10 17:17)
16-85mmとの相性はとても良さそうですね。
1年ほど前にこのレンズを入手しましたが、17-55と使う場所がだぶるので、あまり使っていませんが、D3100を購入したら使ってみたいです。
by minton (2010-10-13 21:15)
mintonさんへ
16-85mmは小型で高性能でAPSサイズカメラの標準レンズとしては最適だと思います。
ところでD7000が近々に発売になりますが、かなり期待が持てるカメラだと思います。 でも気合を入れて撮るときはD700を使いますので「パスします。
お気軽カメラとしてはコンデジを除くとD40でしたが、やはり物足りなさを感じて、D40の後継機として入手しました。
これからはD300の出番がかなり減りそうです。
by コーミン (2010-10-14 09:32)