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富士浅間神社 [画像処理]

昨日は富士浅間神社へ

快晴の日の神社仏閣は撮影が難しいです。
日が当たる部分と影となる部分とのコントラストが強すぎて、容易に白飛びや黒潰れが発します。
高感度特性とダイナミックレンジ特性が飛躍的に向上したD700であっても撮りっぱなしで満足できる画像を写すことはかなり難しいと感じています。
風景ならば影の部分は黒く表現しても違和感とはなり難いのですが、神社等の建造物の陰の部分も階調を残すように表現する配慮することが必要だと考えます。 また、日の当たる部分と影の部分との色温度の差が大きく、ホワイトバランスもどちらに重点を置くかもポイントの一つになります。

このような被写体だとJPEGで写したままで完成形にすることは難しく、撮影時に見たイメージ通りの写真を得るためにはRAWで撮影してRAW現像時に画像を補正することが必須だと考えます。

今回は、画像の上にポインターを置くことで、撮影したままのオリジナルのJPEG画像に切り替わるようにしたの、各画像のRAW現像時の加工処理の効果が確認できます。

傾き、WBに加えて、階調を補正して重厚感ある画像に仕上げています。

傾き、WB、階調を補正


オリジナル画像はコントラストが強すぎてNG。 
このため、ダイナミックレンジを拡大して白飛び部分を補正するとともに影の部分の明度をを高めています。
このような処理を加えると彩度が低下するのでこのような処理を加えないと元画像はNGです。
また傾きも補正しています。 右側に傾けて撮ってしまう癖があります。


やや硬めな階調を柔らかな階調に補正し、色温度も高めに補正しています。


陰になる部分をより暗くしてコントラストを強め松の葉の日の当たる部分を強調。


傾きを補正するとともに階調を微調整。


レンズの上下収差を補正するとともに色温度、階調を微調整。

D700+VR24-120mm F4

デジタル一眼レフでの撮影はすべてRAW+JPEGで、写した画像はNG画像を除いてほとんどすべてはRAW現像時に内容や程度の差はあるとしても補正を加えています。

現像ソフトとしてはSilkypix Developer Studio Proを使用していますが、このような加工を加えながら、1時間に100枚以上の画像を処理することが出来ます。
Nikonの純正RAW現像ソフトであるNX2は、各種収差補正では純正ならではの利点があることは認めますが、作業性が極端に悪く、効率的にはSilkypixの1/5ぐらいで、1時間に処理できる数は頑張っても20点程度で使うたびにイライラ。 現在は使用を中止しています。 


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