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リモコンを修理

数週間前に孫娘が数日来ていた際に、テレビのリモコンの上に飲み物をこぼしてしまいました。
それ以降、リモコンのいくつかのボタンが徐々に反応しなくなり、本日、電源用のボタンまで動作不良となってしまいました。

原因としてはリモコン内部の接点部が飲み物のために汚れたか錆びたためで、分解して接点部をクリーニングすれば直るはずと、修理に取り掛かったのですが。

以前にもリモコンを修理したことが有り、その際は、リモコンケースの合わせ目に薄いドライバーを差し込みこじることで簡単に開いたのですが、このリモコンは同じようにしても開きません。
最後に両脇にある黒いゴムのようなものの一端をペンチで強引に外した隙間に、マイナスドライバを入れてかなり強引にこじることでやっと分解することが出来ました。

プリント基板の接点部とゴム製の押しボタンに埋めこめれているカーボンのような導体の表面をアルコールとレンズクリーニング用のクロスを使用して丁重に清掃して再組立した結果、完全に動作するようになりました。
但し、黒いガードを留めているケースの部分の一部が欠けてしまい、ガードを触れると動いてしまいます。

リモコンのケースの構造を検証したのですが、ケースの一部を破壊しない限り絶対に分解することが不可能な設計であることから、このメーカのリモコンは、故障したら修理ではなくて新しいリモコンを買う必要があります。

保守用の部品も量産時は安価に製造できますが、製品の製造が終了した後に保守用として小ロットで製造する場合は原価高になるため、かなり高い価格設定にする傾向があります。
(勤めていた当時に保守部品の価格設定に係った経験有り) 

以前にエアコンのリモコンが紛失し、買い直したところ、一万円近い価格だったことがあり、もし、修理できないで買い直すとしたら、高い買い物になったはずです。

修理したリモコンです。
KSC_4600trm-t.jpg
写真では分かりずらいですが、ケースの合わせ目は傷だらけになりました。


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コメント 4

TOOLKIT

接点を清掃しても復活しない場合には薄いアルミ箔をボタン側に張ると完璧に治ります。
…と言う情報は遅すぎですね…(笑)…。
by TOOLKIT (2012-09-08 01:15) 

コーミン

TOOLKITさんへ
粗悪品のリモコンの場合、接点部はカーボン塗料を塗っただけのものがあり、使用中にカーボン塗料がはがれてしまうと、クリーニングだけでは復帰しないものがありますが、そのような場合はアルミ箔を張ることで修理することが出来そうですね。
by コーミン (2012-09-08 08:31) 

kazu-kun2626

大したもんですね~
私なんか汎用のリモコンに
買い替えました(笑)
by kazu-kun2626 (2012-09-09 06:11) 

コーミン

kazu-kun2626さんへ
若いころは機械設計など技術関係の仕事をしていたため、家電品や自動車など、故障したり不調になるとまずは自分で直すことを試みています。
いじり始めて余計におかしくしたこともありますが、直してしまうことも少なくありません。
車を乗り始めたころは中古車ばかりで、頻繁に故障したので、部品だけ買ってきて自分で修理していました。

最近の自動車はかなり複雑になり分解するようなことはしなくなりましたが、電気系統お不調の場合、コネクターの接触不良のケースもあり、コネクターを抜いて清掃するだけで復帰することもありました。
修理をお願いする場合も、故障原因をほぼ特定してお願いするので丁重に修理してくれます。

現在載っている車もCVTトランスミッションの変速アルゴリズムがおかしいとクレームを出したところ、メーカーまで持ちげてくれて、ファームウエアーまで改善してもらったことがあります。
by コーミン (2012-09-10 07:14) 

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