東京駅写真補正例
この東京駅舎の写真は一見普通に写したように見えるはずですが、RAW現像処理の際に補正しまくった画像です。
撮影データ
D800+18-35mmで焦点距離18mmで撮影
WB:オート ISO800 平均測光 露出補正+0.3 F11 SS1/500
夕暮れに近い時間で、曇り空に引っ張られて露出補正も不足で全体的に暗く、WBも不適切。
広角レンズのパース変形が強烈に出ており、撮影したままではNG写真です。
補正内容としては、露出補正、WB補正、ダイナミックレンジ拡大、歪曲収差補正、垂直/水平方向の遠近補正(パース補正)、諧調補正、輪郭強調、色ノイズ低減処理などによりかなり印象の違う写真となり、並べて見ても同じ写真とはわからないほどだと思います。
曇り空の場合は、メインの被写体に露出を合わせると、雲の部分が白とびとなるため、アンダー気味に撮影して雲の諧調を残しておき、撮影後に雲の諧調を残しで、メインとする被写体の明るさや諧調を補正するようにしています。
広角レンズで上向き/下向きで撮影するとパース変形が生じるので、上下方向も水平に撮れば変形は防げますが、高い建物の場合は上向きで撮影せざるえず、パース変形が発生します。
建物が入った商業写真では、そのほとんどはパース変形の補正が施されているはずです。
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