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富士フィルムXFレンズの信頼性に疑問 [X-E1]

富士フィルムのXF55-200mmF2.5-4.8RLMOISレンズについては購入後短期間に2度もの不具合に見舞われ、メーカーの品質管理体制に疑問を抱いています。

このレンズはX-E1用として昨年6月に購入しました。
APSサイズ用の望遠ズームとしては小型軽量で写りも良かったのですが、使い出して一カ月後にズームリングが途中までしか回らないトラブルが発生して新品に交換。
今年10月に、AFは可能ですがMFモードでフォーカスリングを回してもフォーカス調整が出来ないトラブルが発生。
今まで使用してきたNIKON等のレンズでは、フォーカス調整用リングはフォーカス機構と機械的に連結しているため、仮にAFが不能となってもMFでのフォーカス合わせが可能でしたが、XFレンズのフォーカスリングは回転角度を電気的な情報に変換するポテンショメーターになっているようです。

このレンズでは正直フォーカスリングを操作する機会はかなり少なく、マクロ的な撮影や、微妙なポイントにフォーカスを合わせるなどの特殊な場合のみマニアルフォーカスを活用していました。

販売店に持ち込み修理を依頼。 メーカーの診断結果はセンサーの接触不良により部品交換が必要で、保証期間の一年を過ぎているため修理費用は買値のほぼ1/3ほどかかるとのこと。
衝撃が加えられたり、水没したり、酷使されたわけでもなく、使われる頻度が少ないMF用ポテンショメータが1年少々で接触不良が生じたのは欠陥部品のはずだから無償又はもっと安くしてほしいと交渉しましたが、拒否されました。
ごく稀にしか使わないMFの不具合に対しての修理費用としては高すぎると判断し、修理はキャンセルし、AF専用レンズと割り切ることにしました。
いざのなれば他のカメラとレンズが使用できます。

フィルムカメラのころを含めると交換レンズは数十年使用し、現在も十数本のレンズを所有していますが、レンズの不具合は初めてです。

私もメーカーに長年勤めた経験上、品質管理の基本は承知していますが、製品の信頼性は性能の一部です。
このレンズについてはズームやMFのような基本操作が不能になる不具合が連続して発生しており、信頼性確認のための寿命試験や環境試験がなおざりにされているのではないかと疑っています。
富士フィルムのカメラやレンズは画質や光学性能は良好なのですが、信頼性に問題有りと判断し、今後の同社製品の新規購入については保留にすることにしました。

XF55-200mmレンズとX-E1
KSE_4015_m.jpg
フードからカメラ側にフォーカスリング、ズームリング、絞りリングの順


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