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DVDのオーサリング

今年の夏は、地元自治会の祭り担当となりその準備や運営で忙しくなったところに、孫たちがやってきて、我が家は託児所のようになり、それに加えて祭りで撮影した写真や動画の処理に振り回され、超多忙な状態になってしまい、その間、ブログは休止としました。

今年の夏祭りの夜の部では、初めての試みとして、地元や自治会員が懇意にしているサークル等によるステージショーを企画し、その動画と写真撮影も担当。

今までも、ライブの動画撮影は何回か経験しましたが、カメラのマイクでは音質的に不満があったため、入手したばかりのハイレゾ記録ができるPCMレコーダーをステージ正面に据えて録音し、固定カメラとし、移動カメラにより動画撮影し、PCMレコーダで録音した音声と動画を同期させて編集してみました。

和太鼓や、エレキバンドでは、大音響のため、カメラで収録した音声は、音がつぶれていましたが、PCMレコーダーでは、歪むことなく、かなりの高音質で記録されていました。

手間がかかったのは、動画の編集の際の映像との音合わせでした。
ラフな位置合わせはすぐにできるのですが、違和感のないようにするためには、音のずれは0.03秒(60Pで2フレーム)以下にしなければならず、カットごとに根気のいる調整作業が必要となります。

4サークル、合計90分の編集を終え、大変だったのがDVDへの書込みでした。
DVDをデータディスクとして記録することは簡単ですが、一般のDVD/ブルーレイプレーヤーで再生してTVで見られるようにするオーサリングは、未経験でした。

今までは、ノートPCとTVとをHDMIケーブルに接続することですましていたのですが。

まずは、フリーのオーサリングソフトを複数DLしてみましたが、なんと、どのソフトも私のPCのDVDドライブでは書込不能のメッセージが出てしまい、やむなく、ブルーレイドライブを買う羽目になってしましいました。

新しいドライブでは、フリーソフトでもオーサリングして書き込みができるようになりましたが、画質低下や、動きが激し部分ではコマ落としのようになり、私的にはNGレベル。
やむなく有料ソフト(TMPGEnc Authering Works 6)の試用版をDLすることになりました。

新ドライブと有料ソフトのおかげで、快調かつ高画質でDVDへの書き込みができるようになりましたが、そこにたどり着くまでは試行錯誤の連続でした。

編集したすべての動画をDVDに書込み、TVに映してチェックしたところ、ごく一部ですが、0.1~0.2秒ぐらい音づれしているカットが見つかり、修正することになってしまいました。

たかだか20秒ぐらいのカットですが、、一部を直しただけでも、30分の動画だと、動画編集後のエンコードに2時間近く、オーサリング用エンコードとDVD書き込みに1時間と、かなりの処理時間がかかってしまいました。

このようにして、作成したDVDやBDは、出演者や自治会関係者へ進呈する予定です。


写真はお盆でお墓参りへ行った際に寺にいた猫です。
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RX100

動画の編集は、TMPGEnc Video Mastering works 5のTime Lineモードを使用しました。
まずは、固定カメラで30分程度連続して撮影した動画とPCMレコーダーで録音した音声を同期させます。
同期は両方の音声を同時に聞いて音がエコーのように聞こえなくなるまで1フレーム単位に動画を移動し、OKとなった後、カメラ側の音声を無効にします。

固定カメラの動画の上に移動カメラで撮影した動画をレイヤーのように貼り付け、音や画像が一致するまで貼り付け、位置を微調整します。

歌や話などは0.1秒ぐらい位置がずれても目立ちませんが、ドラムや太鼓だと2フレーム以上音がずれると違和感のある動画になってしまいます。

曲の合間の無駄な部分のカットは、移動カメラで撮影した動画の貼り付けが終わり、エンコードして一本化した動画を加工しますが、編集を重ねる度に、エンコードを重ねると画質が劣化するため、無劣化でカットや接続編集が可能な、TMPGEnc Smart Renderer5を使用しています。


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