色温度によるホワイトバランス設定について [画像処理]
デジタル写真を扱いだしたのは1997年Widows95のころで、フィルム写真をスキャンしたことが始まりでした。
以降、試行錯誤を重ねて、自己流ですが画像処理を習得しました。
以降、試行錯誤を重ねて、自己流ですが画像処理を習得しました。
画像処理のノウハウは写真撮影の際のホワイトバランスの設定に役立っています。
ということで、諸先輩には釈迦に説法ですが、私流のホワイトバランスの設定について紹介します。
写真撮影する多くの方は、ホワイトバランスはオートだと思いますが、私の場合、屋外での撮影の際のホワイトバランスは、原則、色温度で設定しています。
色温度とは、黒い物体が高温に熱せられるときに発する光の色の温度で、絶対0度〈-273℃)を0K(ゼロケルビン)として、ろうそくの炎は2000K、白熱灯は3000K、昼間の太陽光は5000〜5500Kになり、日陰の環境光は6000Kぐらいになります。
ということで、諸先輩には釈迦に説法ですが、私流のホワイトバランスの設定について紹介します。
写真撮影する多くの方は、ホワイトバランスはオートだと思いますが、私の場合、屋外での撮影の際のホワイトバランスは、原則、色温度で設定しています。
色温度とは、黒い物体が高温に熱せられるときに発する光の色の温度で、絶対0度〈-273℃)を0K(ゼロケルビン)として、ろうそくの炎は2000K、白熱灯は3000K、昼間の太陽光は5000〜5500Kになり、日陰の環境光は6000Kぐらいになります。
WBの色温度設定を、光源や環境光の色温度にすることで白の被写体を白く写すことが出来ます。
例えば白熱灯の照明では、3000Kに設定することで白い物体を白く写すことが出来ますが、太陽光のもとで3000Kで撮ると青く写ってしまいます。
光の状態や撮影意図により色温度を設定することで、撮影する写真の色合いを撮影時に設定することが出来ます。
RAWで撮影すれば、RAW現像の際に撮影時に遡って、色温度等のWBを再調整することが出来ます。
例えば白熱灯の照明では、3000Kに設定することで白い物体を白く写すことが出来ますが、太陽光のもとで3000Kで撮ると青く写ってしまいます。
光の状態や撮影意図により色温度を設定することで、撮影する写真の色合いを撮影時に設定することが出来ます。
RAWで撮影すれば、RAW現像の際に撮影時に遡って、色温度等のWBを再調整することが出来ます。
以下の写真は、X-T3で色温度5300Kで撮影した画像をRAW現像により、色温度毎の画像を再現したものです。
4300K
4500K
4800K
5000K
5300K
5600K
5900K
上記の色温度毎のサンプル画像では青い赤いの違いはありますが違和感はないはずです。
昼間に屋外でホワイトバランスオートで撮影すると、カメラによる違いはありますが、上のサンプルのいずれかの色温度で撮影されるはずです。
カメラのWBオートでは、被写体の平均的な色調を基調にして設定されますが、森や林の中で木々の葉を透過した緑の環境光で撮影すると、緑の反対色であるマゼンタ色にかぶった写真が撮れてしまう場合があります。
また夕焼けや朝焼けでは赤みが薄い夕焼けが撮れたり、青空と紺碧の海を撮ったはずが白っぽい空や海に写ってしまうことがあります。
このような場合は色温度を5000〜5500Kの範囲の色温度で撮影すれば色かぶりのない色調で撮れます。
カメラのWBに色温度設定がない場合は晴天(晴、太陽光等)にすることで同様に撮影出来ます。
蛍光灯の場合は色温度で撮影しても緑かぶりに撮影されてしまう傾向があります。
蛍光灯や室内や夜間のいろいろな光源がまじりあった状況ではオートで撮って、違和感のある色調や意図とした色調に取れない場合は、撮影後にRAW現像等で色補正することになります。
各カメラメーカーでは自社カメラ専用のRAW現像ソフトをフリーで提供しており、DLして活用することをお勧めします。
これらのRAW現像ソフトはJPEG画像あっても、補正範囲は狭くなりますが、色補正は可能です。
マゼンタかぶりや緑かぶりは色温度ではなく色偏差調整で補正できるので、色偏差補正後に色温度を補正することで違和感のないきれいな色調に仕上げることが出来ます。
同じメーカーのカメラでも色温度設定に微妙な違いがあります。
感覚をつかむと、被写体や環境光、撮影意図を勘案して、色温度をどのようにするかが判断できるようになります。