茶会 [画像処理]
茶会の会場は西日が差しこむ逆光状態で強烈なコントラスト状態でしたが、ストロボの使用が不可だったため、RAW現像の際の補正のみで、見られる写真に修整しました。
上の写真の補正前の状態です。
部屋の外から片手でカメラを持ってのブラインド撮影だったため傾いて撮れています。
祭のポスター [画像処理]
祭典の係は組により任期が1年ずれているので、半分はメンバーが入れ替わります。
昨年は、実行力がありパソコンも使いこなせるメンバーが何人かいたのですが、今年は、そのようなメンバーが不作で、企画、対外折衝、文書作成などの準備作業の大部分を引き受けざるを得ない状況になっています。
それに加えて、ボランティアとしての地元イベントの撮影等とも重なり、連日の猛暑の影響もあり少々ばて気味になっています。
本日、お祭り用のA2サイズのポスターを、地元の印刷業者へ入稿してきました。
昨年、同じ業者へ印刷を見積もったのですが、想定外に高かったため、私のA3プリンターを使用してA2を2分割して印刷し、A2に張り合わるような手作りの方法でポスターを作成したのですが、余りにも手間が掛かりすぎたので、ネット印刷業者へ発注するつもりでした。
念のため昨年見積もりを取った業者へネット価格を引き合いに価格交渉したした結果、値下げに応じていただけたため、同業者へ印刷をお願いすることになりました。
下の写真は印刷をお願いしたポスターですが、名称や地名の部分の文字はぼかしています。
デザイン的センスが貧弱であることは自覚していますが、画像処理の部分でこだわてみました。
以前は夜の部は芸能人を呼んでいたのですが、昨年から芸達者な地元のサークルに出演をお願いし、夜店も自治会員の手作りに変更し、格安で提供することにしています。
キャノン写真用紙光沢ゴールド [画像処理]
染料インクでの写真印刷では、用紙が変わると顔料インク以上に色調が変化するため、用紙専用のICCプロファイルに変更する等ドライバーの調整が必要ですが、用紙の種類を固定することで、印刷仕上がりが安定させることが出来ます。
ある時期から常用していたキャノン写真用紙光沢ゴールドの印刷される色調が無視できないほど大きく変わってしまいました。
ドライバーを更新すれば改善できるかもしれませんが、MAC PCで扱いなれていないため遠慮しました。
印刷用紙の発色特性が変わるような変更であるならば、用紙の型番を変え、用紙のパッキングにも注意書きを入れることは、メーカーとしての責任だと思うのですが。
以下はPro-100でシミュレートした結果です。
印刷した自作グレーチャート
印刷結果を18%反射率のグレーカードを背景に同時スキャンした画像
上 ゴールドA用紙をゴールドA用ICCプロファイルを当てて印刷 ⇒ 正常です
中 旧ゴールド用紙にゴールドA用ICCプロファイルを当てて印刷 ⇒ やや青くなってNG
下 ゴールドA用紙を旧ゴールドの指定で印刷 ⇒ 赤くなってNG 写友と同じ状態です。
厳冬の五竜岳 [画像処理]
D3100+70-300mm
RAW現像後、フォトショップでかなり補正を加えています。
撮ったままのJPEG写真です。
白馬へはご無沙汰しているので、行きたいのですが。
クライストチャーチ [画像処理]
この写真は2005年11月にニュージーランドへ旅行した際に、クライストチャーチで、D70で撮影した記念写真で、帰国後、RAW現像した写真ですが、今見るとNGレベルの仕上がりです。
D70はかなり癖のあるカメラで、撮影したままだと見栄えしない素材系の写りで、多くの場合、後加工が必要でした。
補正無しでRAW現像した画像です。
この写真を改めてRAW現像してみました。
ダイナミックレンジ拡大、露出補正、階調補正、WB補正、傾き補正を加えた結果、普通の写真になりました。
大事な写真は、JPEG+RAWで撮影し、RAW現像しない場合もRAWデータを保存しておくことをお勧めします。
今後のRAW現像ソフトの性能向上、RAW現像テクニックの向上により、将来、より良質な写真に仕上げられる可能性があります。
和太鼓 [画像処理]
8月の夏祭りに向けて準備を開始していますが、お祭りのポスターの作製を引き受けることになりました。
業者に頼むと相応の費用が発生することになりますが、私がやればデザイン費用はゼロ。
所有している写真用のプリンターもA3のびサイズまで印刷可能であり、このサイズでポスターを作ることになり、かかる費用は材料費のみとなります。
勤めていたころは、工業製品のカタログや展示パネルなどお堅いポスターまがいを作成した経験はありますが、お祭りのポスターのデザインは初めてで、デザイン力の不足を実感しているところです。
せめてポスターに掲載する写真だけは、業者に負けないようにしようと、何点かの写真を加工してみました。
ポスターやカタログ等に載せる写真は加工(捏造)されることが普通で、今回も画像処理の経験が役立ちました。
夜の部のステージショーに出演して下さる和太鼓のグループの紹介用写真の加工例です。
提供していただいた元画像はL版サイズのプリントで、400dpiでスキャンして色調補正や輪郭強調した状態の画像です。
今回は、顔がはっきりわからないよう、いつもより小さい画像に縮小しました。
この写真では背景がごちゃごちゃして、このままポスター内の紹介用写真とするには不適当と判断し、背景を入れ替えることにしました。
背景を入れ替えた画像です。
背景を入れ替えるためには、フォトショップ上で、背景とする画像の上にレイヤーとして元画像を重ね、不要部分を選択して、除去して透明化することで可能となります。
輪郭が明暗や色で明確な場合は画像の切り出しは簡単ですが、背景が込み入って、細かく判断しながら切り取る部分を選場なければならないため、200%まで拡大し、折れ線ツールによる細かな手作業で行いました。
除去する部分を選択後、そのまま除去すると、輪郭部分がエッジ状となり、不自然となるため、1~2ピクセルほど選択範囲を拡大処理し、選択部分のエッジを1~2ピクセルぼかす処理を加えた後、除去することで、自然なエッジに仕上がります。
フォーカスがぴったり合っていないぼやけた部分を切り取る場合は、ぼかすピクセル数を、ぼやけている程度に合わせて増減することで、自然な切り取り部に仕上げることができます。
切り取った後は影を追加しますが、これがもっとも気を使う作業でしょうか。
車載カメラ撮影動画からの切り出し静止画 [画像処理]
妙高高原へ向かうコースは、かなり景色が良かったのですがあいにくの雨。
最終日は直江津から大町付近まで車のルーフレールにアクションカメラであるSonyのHDR-AS300を据えて連続撮影。
このカメラは昨年北海道ドライブ旅行の直前に入手して、ぶっつけ本番で使用したのですが、設定が不適切で、がっくりするような映像しか撮れませんでした。
その後、設定を工夫し、まずまずの映像が撮れるようになりました。
今回撮影した動画から静止画を切り取ってみました。
アップした画像はWB、階調等を微調整しています。
道路の左側は昨年12月に発生した糸魚川の大火事の後だと思われます
白馬 白い建物の上に一部が見えますが晴れていれば正面に北アルプスの威容が見えるはずです。
AS300の撮影条件です。
ホワイトバランス AWB
カラー設定 ニュートラル
ループ録画無制限
録画モード PS(1920x1080 60P)
画角設定 Medium
カラー設定をビビットにすると彩度が上がりますがダイナミックレンジが低下するため、色飽和や白とびが起こりやすくなります。
彩度の低いニュートラルで撮影し、彩度を上げたい場合は動画編集時に彩度を上げることで色飽和の発生を防ぐことが出来ます。
録画モードは30P(毎秒30フレーム)から60P(毎秒60フレーム)にすることで、暗い場合や動きが早い場合の解像度低下が少なくなります。
30Pだとシャッタースピードが最大1/30秒以内になるに対して、60Pだと1/60秒以内とシャッタースピードのスロー限界が早くなるためだと推測しています。
但し、雪景色のように明るい場合は動きが早くても30Pでも解像度低下は認められませんでした。
画角はWide Medium Narrowの3モードがありますが、MediumとNarrowはクロップで画角を狭くしており、Narrowにすると、明らかに解像度が低下します。
雲海のパノラマ写真 [画像処理]
ほぼ180度の展望です。
左端の暗い部分は宝永山の火口です。
D800 撮影日2017年6月17日
こちらから大きな画像(1920x599)をご覧いただけます。
今回はPLフィルターを使用してしまったため、太陽との向きにより、PL効果が変化するため、空の色の濃さの差が大きくなってしまいました。
パノラマ前提の撮影ではPLフィルターの使用は避けるべきだと反省しています。
FUJIFILMプリント [画像処理]
2月に横浜で開催されたカメラ展示かCP+へ行った際、FUJIFILMのブースで、同社のデジタルカメラで写した写真を同社のプロスタッフがA4サイズに無料でプリントしていただけるとのことで、持ち合わせていたX-E1のSDカードに残されていた、新潟魚沼の雪景色の写真のプリントをお願いしました。
今まで、自分で写したデジタル画像はすべて自分のプリンターでプリントしており、PCのモニターで見た通りの色合い、階調にプリントできるよう、モニター、プリンターとも入念に調整しており、ラボでプリントした経験が無く、プロが印刷したらどのような写真にプリントされるか興味しんしんでした。
プリントを頼んだ撮影しっぱなしのJPEG画像です。
FUJIFILMでプリントされた写真をスキャナーで取り込んだ画像
きれいな写真ですが、FUJI特有の青さを強調した色調で、私的には空の色が不自然に感じます。
(スキャナーも忠実な色合いでスキャンできるよう設定しています)
同じ写真を私の好みの色調にRAW現像した画像
写真のプリントの色調、階調等の仕上がりの好みは主観的な部分が強いので、このFUJIのプリントが良い、悪いと決めつけることはできませんが、私の好みの仕上がりではありませんでした。
写真の仕上げの好みは、時の経過とともに変わることは実感しており、好みの色調でプリントするには、やはり、自分でプリントすべきだと改めて感じました。
追記
上の写真をCanonのプリンター Pro-100で純正L版写真用紙にメーカ指定のプロファイルを当てた後、ドライバーを微調整してプリントした画像です。
PCのモニターと見比べる限りではほとんど差は無い色調にプリントされていますが、プリンター、スキャナーと2段階の工程を経ているため、元画像とは微妙な差が生じています。
夏ミカン [画像処理]
D5300
-0.7、-1.0と露出補正を変えて撮影し、-1がベストでした。
以前に白とび罪悪論なるを言い出して、いろいろな方から批判を受けたことがありますが、今でも、基本的には、白とびや色飽和が生じない撮影を心がけています。
この夏ミカンの場合も、表面は光沢があるため、露出補正無しだと太陽光が反射する部分は白とびして色が無くなってしまうので、マイナス補正で撮影して白とびを防ぎ、RAW現像時に暗くなった部分の明るさを持ち上げるように仕上げています。
車窓撮影 [画像処理]
北海道では絵になる風景の連続で、今回も少なからず車窓撮影しました。
狙いが狂ったり、ぶれたり、電柱が写りこんだりで歩留まりは良くありませんが、良さそうなショットを選んで仕上げれば絵になってしまいます。
フェンダーミラーが写りこんでしまいました。
この次のショットをトリミングして電線の一部を消して仕上げてみました。
D5300
被写界深度合成 [画像処理]
写友の一人が、自動的にフォーカス位置を変えて連写した画像を自動合成して、従来のカメラでは撮影不可能だった近距離から遠距離までピントの合った写真が撮れるようになったとのこと。
そのようなカメラは持っていませんが、画像処理で同じようなことをやってみました。
60mmマクロレンズで小さな人形等を前後に並べてピントを変えながら7枚撮影。
その中から最近、中間、最遠の3ショットです。
合成した写真です。
D800
最初はてこずりましたがフォトショップを利用してマクロのパンフォーカス写真を合成することが出来ました。
手順です。
1.フォーカス位置を変えながら撮影した画像をレイヤーで重ねる。
2.レイヤーをすべて選択して青色にする
3.編集⇒レイヤーを自動整列を選択
4.投影法は自動選択を指定してOKをクリック
5.自動整列が完了したら編集に戻って自動合成を選択
6.合成方法は「画像をスタック」を指定し「シームレスなトーンとカラー」にチェックマークを入れてOKをクリック
これで完了です。
私の場合、最初はTamron 90mmマクロレンズを使用したのですが、フォーカスを変えると画角が変わるためか、合成画像の一部に不連続な部分が生じたため、フォーカスを変えても画角が変わらない60mmマクロに変えて撮影した画像を再度合成した結果、満足のいく結果が得られました。
空を入れ替える [画像処理]
平凡な風景写真ですが、
空を入れ替えて空の部分広げ、下の部分をトリミング
これで印象が変わってきました。
このような画像処理した写真も、等倍で見ても、加工したことが分かったらNGです。
特に気をつけるのが空との境界線の処理です。
今回は自動選択ツールで空の部分を選択したあと、選択範囲を1ピクセル拡大し、1ピクセルぼかして他の空の写真にレイヤーを張り付けた後に、選択範囲を透明化しています。
空を合成 [画像処理]
商業写真では、曇り空を青空に合成するような処理は珍しくありません。
やり方としてはフォトショップで青空の画像の上に加工する画像をレイヤーで重ね、空の部分を透明化することで可能です。
空の部分との境の切り出しは、建物などの単純な形状の場合は簡単ですが、木木が重ねあって、部分的に空が覗けるような画像での処理は面倒で、特に細い枝が網目状になっているような場合は極めて困難で、たとえ切り出しが出来ても輪郭のわずかなボケの影響で、白い線が残って、不自然に見えてしまいます。
知人の商業写真家がこの処理をうまくこなしているのを見て挑戦してみました。
彼のやり方は企業秘密とのことで、独自に工夫してみました。
オリジナル画像です。
青空に合成し、地上部分は晴れた日のように見えるよう階調等を調整しました。
桜の部分を切り取ってみました
等倍で注意深く見ると部分的に不自然に見える場所もありますが、モニターの全画面で見た程度では、違和感はありません。
画像にもよりますが、処理時間は30分程度です。
加工写真 [画像処理]
懇意にしている写真家が撮影した、建物写真の画像修整をお手伝い。
加工した写真の一部のみとの条件でブログへのアップの了解が得られました。
加工前の写真です。
加工後の写真
標識の後ろや雪の山の部分は合成写真です。
このような加工をする部分が他にも数か所あり、面倒だったのは進入禁止の標識の後ろの部分で、その部分の様子がわかる構図を変えて撮影された写真が添付されたので、なんとか仕上げることが出来ました。
加工写真 [画像処理]
オリジナル写真です。
RX100
人間と、右下の柵を消してみました。
このような派手な修正はめったにやりませんが、小さな修正は時々やっています。
商業写真では日常的に行われているようですが、加工したことが分かるものはNGです。