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X-E1で気ままスナップ [X-E1]

孫娘らが帰った我が家は喧噪から解放されうそのように静かになりました。
誰かが言っていましたが、「孫は来て嬉しい、帰って嬉しい」の言葉通りの状況です。

この一両日、墓参りや買い物などで外出した合間に、X-E1でスナップした写真の一部です。

撮影が目的でない外出の際も、X100かX-E1のどちらかをバックに入れておきます。
X-E1はX100よりやや大型で重いのですが、ズームレンズを使えることから、撮影出来る領域が広がります。

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X-E1 + 18-55mm
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X-E1に付属のRAW現像ソフトでJPEG画像を補正 [X-E1]

富士フィルムのX-E1は、撮影したままのJPEG画像の完成度がかなり高いので、RAWで撮影する必要がないという意見が良く聞かれます。
また、X-E1に付属するRAW現像ソフトである、RAW FILE CONVERTER EXは、フィルムシミュレーションに対応していないばかりか、このソフトでRAW現像すると、撮ったままのJPEG画像より劣る色調に現像されてしまい、市販の汎用RAW現像ソフトでも、色調が変化する現象が生じることから、画像処理に不慣れな方にとってはX-E1のRAW現像は鬼門になっているように思えます。

このような理由から、X-E1の場合は、JPEGだけで撮影する方がかなり多いのではないかと思われます。

このRAW FILE CONVERTER EXはRAW現像ソフトとしてはかなり程度が落ちる内容ですが、JPEG画像処理用としては、利用価値があると考えます。

X-E1は撮影したままで完成度が高いと言っても、WBや露出や階調などが意図しない結果になることもあります。
たとえば、不本意なWBとなったJPEG画像をフォトショップで補正するとしても、画像処理に不慣れな方にとっては簡単ではありません。

X-E1付属のRAW FILE CONVERTER EXは、X-E1で撮影したJPEG画像は読み込むことが可能なので、RAW現像すると同じ要領でJPEGを処理することが可能となります。(X-Pro1で撮影した画像は読み込み不可でした)
JPEG画像は、RAWに比べると、画像データがフィルタリングされて、情報量が少なくなっているため、補正可能な範囲は制約されますが、フォトショップよりはるかに簡単に画像を補正することが可能となります。
またJPEG画像を読み込んでもRAWのように色調が変化することはありません。


補正可能な主な項目です






ホワイトバランスの補正例

元画像
 

色温度を下げて青めに補正
 

色温度を上げてアンバー側に補正
 

ホワイトバランスの補正についてはこちらでもっと詳しく解説しています。


黒レベル補正例
補正前
 

補正後
黒レベルを上げて水の色の深みを増しています
 
黒レベル補正は、メリハリの無い画像を引き締める効果があります。トーンカーブでも同じように仕上げることは可能ですが、こちらの方が、はるかに簡単です。

修正例はほんの一部ですが、これ以外に、
 ・ 露出補正
 ・ 水平線などの傾き修正
 ・ トリミング
等はごく簡単に出来てしまいます。



強烈なコントラストで白とびが避けられないような被写体では、マイナス側に露出補正して撮影すれば白とびを防止できますが、暗い画像になってしまうため、事後処理でダイナミックレンジを拡大してプラス側に露出補正することで、白とびしない画像に仕上げることが可能になります。

またトーンカーブを駆使すれば階調をカスタマイズすることも可能となります。

例え、JPEGだけで撮影したとしても、必要に応じて画像処理することで、より高品位な画像に仕上げることが可能となります。
但し、露出やWBが大きくずれてしまった画像については補正しきれない場合が生じます。

RAW現像はこのような画像処理の延長で、補正範囲はJPEGより大きく拡大します。

但し、X-E1等のX-Trans CMOSを採用したカメラで撮影したRAWは、RAW FILE CONVERTER EXでは、本来の色合いに現像することが出来なかったため、Silkypix Developer Studio Pro5を使用し、専用のパラメータを当ててRAW現像することで、色合いが変化する問題をほぼ解決することが出来ました。


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X-E1でスナップ [X-E1]

自宅周辺をスナップ。

散歩に、D800を持ち出すのは少々大げさになってしまいますが、X-E1なら気軽です。

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釣り人 [X-E1]

丸沼、湯ノ湖で撮影した釣り人です。

X-E1は動く被写体は不向きですが、少々慣れてきて、このような写真も撮れるようになりました。
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丸沼

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湯ノ湖

55-200mm Silkypix Developer Studio Pro5でRAW現像


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X-E1を2か月使った評価です [X-E1]

今回はかなり突っ込んだ内容なので、関心のない方はパスしてください。
また富士フィルムの関係者の方がこの記事をご覧いただくことを願っています。

富士フィルムのX-E1は使う人や使う目的で評価が分かれるカメラだと思います。
性格がまったく異なるカメラですが、一緒に使うことが多いニコンのD800との比較してみたいと思います。

X-E1とD800のAPSクロップモードはどちらもほぼ1500万画素相当ですが、画質的にはほぼ同等でしょうか。撮ったままのJPEG画像では、ダイナミックレンジ、階調性、高感度ノイズは大差なしで、AWBではD800はわずかにアンバーよりになるに対してX-E1はシアン寄りとなり見栄えは良くなりますが、D800の方が実際の色に近いでしょうか。

AWBの的中率ですが、かなり偏った個人的見解として、D800はほぼ50%で、X-E1はD800よりわずかに的中率が良いように感じます。
但し、X-E1、D800とも外れる時は外れるので、X-E1も今まで使ってきたカメラと同様に、自然光の場合は色温度指定、ミックス光や人工光の場合はAWBと使い分けてWBの的中率の向上を図り、最終的にはRAW現像の際に必要に応じてWBを補正しています。

解像感はD800の方は輪郭強調によりリンギングが発生して不自然に見えることがあることに対して、X-E1はローパスフィルタレスと言ってもカリカリの解像感ではなく柔らかく素直な解像感で、JPEGのままとしてはX-E1の方が上質の解像感を感じます。
但しD800で輪郭強調しないで3600万画素を画像をフォトショップでX-E1と同等の1500万画素まで縮小すると、D800の方が解像感が高くかつ上質な画像となります。

高感度ノイズも輪郭強調やディテール強調の類の処理で目立ってきますが、ローパスフィルターレスのためこのような処理を強く掛ける必要がないため高感度領域での画質でも有利になっているように感じます。ノイズの質の差はありますがD800とほぼ同等の高感度特性でしょうか。

JPEGで撮ったままでは、総合的にはX-E1の方がきれいに見える確率は高いと思います。

ネット上では、X-E1ではJPEG画像が素晴らしいのでRAWで撮影する必要はないという意見が多いようですが、私的にはRAW現像により補正が必要と思われる画像は少なくありません。

X-E1の画像上の最大の問題点はRAW現像だと思います。
私がメインで使用しているRAW現像ソフトであるSilkypix Developer Studio Pro5 及びSilkypixをベースにしたX-E1付属のRAW現像ソフトであるRAW File Converterをデフォルト設定のままでX-E1のRAWを現像すると、JPEG画像とは異なる(劣る)色調に現像されてしまいます。
純正RAWソフトの場合は、デフォルトで現像では撮影したままのJPEG画像に近似した画像に現像されてしかるべきですが、特にRAW File Converterは、Silkypix Pro5よりひどい画像(私的には使い物にならないNG画像)に現像されてしまいます。

このため、初めてX-E1のRAWを現像した際は、そのような色調劣化に困惑しましたが、RAW現像による独特の色調変化のクセを分析し、そのくせを補正するSilkypix Pro5用パラメータを試行錯誤の上、作ることが出来、その以後は、Silkypix Pro5を使う限り、特に苦労することなくRAW現像できるようになりました。

RAW File Converter用の補正パラメーターの作成にもチャレンジしましたが、Pro5より機能が限定されているため、Pro5と同等まで補正することについてはギブアップしました。
結論から言うとX-E1添付のRAW現像ソフトであるRAW File Converterは、RAW現像では使い物になりません。
唯一の救いはX-E1で撮影したJPEG画像は読み込み可能であるため、フォトショップのように、JPEG用画像処理ソフトとしも使用可能なので、JPEG画像に対する微調整程度のWBや露出補正、階調補正等は可能です。この場合は、RAW現像と違ってデフォルトで色調が違うような現象は発生しません。
但しJPEG画像は画像データとしてフィルタリングされて情報量が少なくなっているため、WBや露出が大きくずれた場合は、RAWと同等の補正は不可能となります。このような場合はカメラ内のRAW現像によりWBや露出などを補正した後に、RAW File Converterで細かな補正を加えることで対応可能となります。

AdobeのCameraRAWやLightroomの最新版でもX-E1のRAWの現像が可能とのことですが、これらの最新版は持ち合わせていないため、RAWファイルをDNG変換して所有するCS5のCameraRAWで現像を試みてみましたが、盛大にモアレが発生して、やはり使い物になりませんでした。
某プロ写真家のサイトで、Lightroom4でRAW現像した画像とJPEG画像が掲載されていましたが、Silkypixのように色調が変化していました。

このようにRAW現像ソフトにより色調が変化する原因としては、あくまで個人的な推測ですが、これはX-E1では、一般的撮像素子のベイヤー配列とは異なるX-Trans CMOSセンサーを採用していますが、富士フィルムのサイトで確認すると、R、G、B別の素子の数量比率もベイヤー配列とは異なるため、ベイヤー配列とは違うアルゴリズム、パラメータでRAWを現像する必要があるのに、それらの対応が十分になされていないためではないかと思っています。

X-E1の画像のポテンシャルはかなり高いのですが、画像処理に不慣れな方にとってはRAW現像は鬼門となります。富士フィルムとSilkypixを提供する市川ソフトラボラトリーとが綿密な情報交換すればもっと実用的な専用RAW現像ソフトに改善できるはずだと思うのですが。

ネット上では、X-E1はRAW現像が必要ないとの評価があります。
画像処理に慣れていない方にとってはX-E1のRAW現像は敷居が高いため、そのような評価があると思っていますが、私的には、NG写真を除外してもJPEG撮りっぱなしの画像のほぼ半数は何かしら細かいところに不満があり、イメージした通りの画像にするためにはRAW現像による補正は必要と考えています。

現在では、RAW現像後のX-E1の画像は、D800とは画素数の差以外には有意差は無くなり、D800で、X-E1と同等の画角、画素数となるAPSクロップモードで撮影する限りでは、画質的な差はほとんど見分けられないほどです。
RAW現像の問題点についてもSilkypix Pro5に限定すれば私が作成した補正パラメータを公開していますのでこれ当てればかなり改善されるはずです。
興味のある方はブログのこちらのページからダウンロードして試してみてください。
http://komin.blog.so-net.ne.jp/2013-06-09

このパラメータは日々改良しており、本日現在、3版目になっています。

次はレンズです。
現在、18-55mmと55-200mmの2本の純正ズームレンズを持っていますが、どちらも光学性能は優秀で、解像度が高いばかりでなく、歪曲、色収差は無視できるほど少ないため、RAW現像の際にレンズ収差補正はほとんど不要です。 一方、D800で使用頻度の高いVR24-120mmF4.0は結構目立つレンズ収差が発生するため、Silkypixで現像する限りはレンズ収差をマニアルで補正する作業が必要となります。
Nikonの純正RAW現像ソフトであるNX2を使用すればレンズ収差は自動補正が可能なのですが、総合的な作業性が悪いためNX2はめったに使いません。

次は操作性の違いです。

大きさ重量とも大差でX-E1の方が携帯性では有利で、D800の半分以下の重量で同等の画質が撮影できることは大きなアドバンテージです。

操作性で最も差がある点としては、X-E1のAFの速度や信頼性が劣ることと、EVFのタイムラグを含めたシャッターレスポンスの遅さです。
AFがオートエリヤの場合も、意図した部分にピントが合せるとは限らず、人物二人を撮影しても中抜けして背景にピントが合ってしまうこともあり、AFエリアをマニアル選択してAFの確度を上げるような操作が必要となります。

またスポーツや子供、動物などのように動き回る被写体に対してはX-E1は非力です。
AFロックしたり、MFとすればAF時間分はレスポンスが早くなるのですが、EVFを除いている限りは時間差があるため、タイミングが合いません。
MF置きピンにして右目でEVFをのぞいてフレーミングを確保し、左目は直接被写体の動きを見ながらシャッタータイミングを合わせるような芸当が必要となります。

つい最近のファームアップでフォーカスエリアの移動のやり方が飛躍的に改善され、近い将来にAF速度向上やAFピーキング機能が追加されるファームアップがあるとのことで期待しているのですが。

またシャッターボタンのクリックが固いため無造作にシャッターボタンを押すとクリックのショックで手振れする可能性があります。X-Pro1はもっと軽いと感じました。

その他の操作性については慣れで解決できると思いますが、AFを含めたシャッターのタイムラブについてはD800とは大人と子供のような差があり、それを認識した上でのカメラの使い分けが必要と考えます。

バッテリーの持ちに関しても、不満があります。
撮影後即座に電源を切るなどして、気を使えば数百枚の撮影には耐えるのですが、気ままに使うと、突然バッテリーの残量アラームが出て、早々に使えなくなってしまいます。
純正バッテリーの容量が1200mAhに対して、1500mAh容量の互換バッテリーも販売されているのですが。

以上のよう、操作性やRAW現像、バッテリーについては問題大のカメラですが、被写体が動かない風景や静物、スナップなどで、極めてレベルの高い結果が得られるカメラだと感じています。

画像比較については別途紹介したいと思います。


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チョウチョが蜜を吸いに [X-E1]

先週末に富士山麓の某所で休憩中に、花柄の布バックにチョウチョが飛んできて、花が描かれている部分に止まりました。

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止まっては飛び、飛んでは止まっている様子を観察すると、布に描かれた花から蜜を吸おうとしているようでした。
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チョウが花に寄ってくるのは視覚と嗅覚でと思っていたのですが、視覚だけで花を探しているようです。

X-E1+ 55-200mm  トリミングしています


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X-E1で望遠スナップ [X-E1]

X-E1用55-200mm望遠ズームレンズの不具合で交換したレンズの確認を兼ねて、散歩がてらのスナップです。
気分的かもしれませんが、交換前より解像感が向上したように感じられます。

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神社 [X-E1]

山梨市で路地裏散策をしている際に、偶然に見つけた大井俣窪八幡神社です。
調べてみると武田信玄にゆかりの由緒ある神社とのこと。

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被写体としてはかなり強烈なコントラストでしたが、ダイナミックレンジの広いX-E1で無難に撮影できました。
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X-E1で花を撮る [X-E1]

55-200mmをマクロレンズまがいで撮ってみました。

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X-E1とこのレンズの組み合わせだと、一眼レフに比べてピンポイントでピントを合わすことが難しく、思いのほかNGが多く出てしまいました。
但し、きちんとフォーカスが合うと一眼レフにそん色ない写真が撮れます。
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太古の森 [X-E1]

乙女高原の帰途にX-E1で撮影です。

このような森が林道近くに残っている場所があります。
暗い森の中ではAWBで撮影すると、かなり高い確率でマゼンタ被りになるので、WBは晴天または色温度設定で撮影しています。
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面倒だったX-E1のRAW現像も、独特の癖も把握でき、専用パラメータ作成するなどした結果、ほぼ自在に処理できるようになりました。
JPEG画像の完成度の高いX-E1においても、RAW現像することにより画像品位はさらに高めることが可能となります。


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X-E1でPLフィルターを使用 [X-E1]

風景写真を撮る際にPLフィルターを使うことがあります。
X-E1でも試してみたところ、空の色は濃くなるのですが、全体のカラーバランスが崩れてくる傾向でした。

このカメラでは、下手にRAW現像するより、撮ったままのほうが良い画像になる傾向ですが、PLフィルターも無造作に使わない方が良さそうです。

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上野公園 [X-E1]

X-E1による上野公園でのスナップです。
撮影したままでも十分きれいな写真なのですが、強いてRAW現像しています。

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みこし [X-E1]

昨日は、相方の希望で、上野の国立博物館で開催している大神社展へ。

この2年ばかりは、老齢の愛犬ルー君の体力が弱っていたため、夫婦だけで長時間外出することが出来ず、車に乗せて連れて行くか、どちらかが残って面倒を見なければなりませんでしたが、2月に亡くなった後は、一緒に外出できるようになりました。

大神社展見学の後は、上野公園から不忍池を経由して御徒町方面へ散策したわけですが、その途中で祭りのみこしが練り歩いてるのに遭遇し、早速X-E1で撮影してみました。

動きものだとAFが迷うようで、シャッターを押してから一瞬間をおいてシャッターが切れるような感覚でしたが、高感度には抜群に強いためISO3200まで感度を上げての撮影でした。

ストロボ併用です。
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ストロボ無です
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シャッターレスポンスはとろいですが、夕暮れで暗くなりかかった状態で、動きの激しいみこしの担ぎ手をこの程度まで撮れれば良しだと思います。


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X-E1の画質はすばらしい [X-E1]

D800であっても、撮影したままのJPEG画像では、今一つと感じる部分がある場合が少なからずあり、RAW現像によりその部分を補完するようなことをしていましたが、X-E1ではかなりの確率で、補正が不要と思われるほどの完成度の高い画像で撮影できます。

まずは、AWBの確率が高いことです。他のカメラではAWBは最初からあてにしないで、WBも色温度指定で撮影し、RAW現像で必要に応じて微調整していました。

高感度に強く、ISO3200までは躊躇なく使えます。
ノイズリダクションを最小にしてISO3200で写してもノイズがほとんど認められないほどです。
ノイズリダクションをオフにすることで塗り絵的な描写になることがなく、解像度が高いことも相まって、質感の描写が向上します。

ダイナミックレンジがかなり広いです。 D800であってもコントラストの高い被写体では白とびや色飽和を防ぐため、マイナス側に露出を補正しRAW現像で階調を整えるようなことをしていましたが、X-E1では露出補正なしでも、白とびや色飽和が発生する確率が激減しました。

ローパスフィルタレスであることとキットレンズである18-55mmF2.8-4の性能が高いことにより、ズーム全域での解像度が高いのですが、カリカリではなく、素直な解像感です。
他のカメラで見られる、解像感を高めるための強引な輪郭強調により生ずる輪郭部のリンギングは全く見られません。

倍率色収差もほぼゼロです。 
私が持っているNikon用のレンズのほとんどは、程度の差はありますが、倍率色収差が発生しており、VR24-120mm F4などは盛大に色収差が発生します。
D800の場合はカメラ内で色収差を自動補正し、NX2でRAW現像すれば倍率色収差を自動補正しますが、Silkypixの場合はマニアルでの補正になるので、その分手間がかかります。

SilkypixでのRAW現像では、倍率色収差や歪曲収差の補正はマニアルとなりますが、それでもNX2やCameraRAWで現像するよりはるかに早く処理できるため、メインで使用しています。

画像の一部を等倍で切り取った細部描写の例です。

屋根や窓にかかったすだれや黄色い壁の質感の描写は見事です。 
また等倍で見ても、違和感はほとんど感じません。
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切り取る前の画像ですDSCF0174c_t.jpgISO400 AWB F7.1  SS 1/420 手持ち撮影 
Silkypix Developer Studio Pro5でわずかに補正しています。

これだけ素晴らしい画像がいとも簡単に撮れてしまいますが、レスポンスは一眼レフと比べると見劣りし、動きものの撮影ではタイミングやAFがずれる恐れがあり、操作もやや面倒なので、敏速な設定変更は出来ません。

でも一眼レフと比べるとはるかに小型軽量なのに、一眼レフに引けを取らない高画質の写真をほぼフルオートで撮れることは、期待以上のカメラでした。


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X-E1で撮った地元風景 [X-E1]

私の住んでいるところは神奈川県相模原市ですが以前は津久井町と呼ばれていた山沿いの町です。
まだまだ豊かな自然が残っており、自宅付近では頻繁にキジを見かけ、やや遠出の散歩で3番目の写真を撮ったところでは鹿の集団に出会ったことがあります。

好きなジョギングもアップダウンの連続のクロスカントリーのようなコースで走っているので、坂道の走りは慣れており、上がり坂でも粘れます。

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X-E1はレンズ交換できるカメラですが、現在は標準ズームレンズ一本しかなく、いうなればガラの大きなコンデジと同じです。

マウントアダプターを使えばニコンのレンズも装着可能となりますが、X-E1のフランジバックは極端に短いので、必然的にマントアダプターは長くて大きなものとなり、それにニコンのレンズを付けるとかなり頭でっかちな状態となり、小型軽量の優位さをスポイルすることになります。

専用のレンズがベストのはずなのですが、買い足すにも、先立つものが!
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X-E1でスナップ [X-E1]

X-E1も徐々に慣れてきました。
撮りっぱなしでも画像的には完成度が高く、大部分はそのままで使えるレベルですが、やはりRAW現像して、多少は自分の絵にしているつもりですが、RAW現像した画像が同時記録したJPEG画像より程度が落ちてしまうことも有り、悔しく思うことさえあります。

D800の場合は撮ったままより、RAW現像することで画像品位が向上するのですが、X-E1は様子が違い、X100より明らかに進歩がみられます。

今回はこの数日間で、試写を兼ねたスナップの中から選んでみました。

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X-E1を大菩薩峠で使ってみました [X-E1]

昨日は大菩薩峠へのトレッキングにX-E1を持参。 X-E1はキットレンズだけしか持ってなく、特徴もつかみ切れていない段階なので、D800も持参し、カメラ2台体制での山登りになりました。

画素数やレスポンスはD800にはかないませんが、画質的にはネーチャー系の風景写真でも十分使える実力があることが確認できました。

やはり問題は、RAW現像で、JPEGのままでもほぼ不足のない画質なのですが、撮影時のイメージと微妙に異なる画像ではRAW現像により補正しようとしても、現段階ではX-E1のRAWを扱える現像ソフトはSilkypixか、中身はSilkypixである付属ソフトのみです。
どちらもデフォルトのままでRAW現像すると、JPEG画像とは色調が異なる画像となり、同じSilkypixでも違った色調になってしまうことです。
特にネーチャー系写真では重要な空の色や草木の緑の発色がずれてしまうことが問題です。

Silkypix Developer Studio Pro5のほうは、色表現を標準色ではなくフィルム調V1またはフィルム調Kに設定することで、かなり改善されるのでその設定から追い込んでいくことで使えそうで、付属ソフトの場合はデフォルトパラメータを風景にすることでなんとか使えるレベルになりそうです。

AdobeのCamera RAWはそのままでは使えないのでDNGコンバータによりRAWファイルをDNGファイルに変換することで、使用可能になりましたが、Silkypix以上に色が違ってしまい、実用になりません。

RAW現像で最も確実な方法はカメラ内でのRAW現像で、必要に応じてホワイトバランスや露出補正などの補正を施した後、不足な部分はフォトショップで仕上げる方法が今のところベストだと思われます。

上日川峠付近 新緑が始まったばかりです。
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福ちゃん荘
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福ちゃん付近の杉の新緑 短期間ですが幻想的な新緑を見せます
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大菩薩峠から大菩薩嶺へ向かう途中から見えた南アルプスの山々
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雷岩付近からの富士山 
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標高2000メートルの稜線ではまだ春になっていませんDSCF0094_t.jpg

標高1500メートル付近での新緑
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今回はすべてX-E1で撮影した画像です

2000メートルクラスのトレッキングは久しぶりでした。
先日の高尾山でも感じたののですが、私がガリガリ登山していたころと比べると装備や服装が様変わりしており、特に山ガールの派手な衣装には驚かされます。 中にはフリル付きの派手な色彩の登山用スカートの山ガールには驚かされました。

歩くのは走るより楽なので、単独行なら若い人には負けないスピードで歩ける自信があるのですが、逆らえない同行者に歩調を合わせてゆっくり歩くと、速足より気が疲れます。

さすがに一眼レフなどのカメラ2台をぶら下げたカメラ狂のトレッカーは他にはいませんでしたが、大きめのサックを背負い、2歳ぐらいの子供を肩車して登ってきていたパパがいました。 かなりの山の経験と体力のある方のはずです。


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X-E1試写 [X-E1]

昨日の続きでFUJIFILMのX-E1の試写の写真です。

X-E1のオートWBはかなり優秀で、かなり高い確率で、ほぼ完ぺきなWBに合わせてくれます。
露出補正無でも、大半はほぼOKなのですが、良い写真を撮るためには、状況に応じてセオリー通りの露出補正が必要だと思います。

問題は付属のRAW現像ソフトです。 中身はSilkypixなのですが、何も補正しない状態だと、ホワイトバランスが崩れて、JPEGのままのほうが色調が良い状態になります。 RAW現像でのWB補正に手馴れている方なら適切な色に補正できると思いますが、手馴れていない方だと、撮影したままよりRAWを現像した方がカラーバランスが悪くなってしまう可能性があります。
色ずれの方向がほぼ同じようなので、RAW現像ソフトのWBパラメーターの設定がずれていることが原因だと思います。

背面の液晶モニターの色の再現性は今まで扱ったデジカメの中では最も良いと感じました。
ほぼ完ぺきにキャリブレートしたPC用モニターとほとんど差のない色合いで表示するため、撮影した直後にWBの良否がほぼ正確に確認できます。

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以上は撮影したままで縮小のみの加工です。

以下2点は、Silkypixによりマイナス側に露出補正しています。 この際、撮影時の色調に合わすために”わざわざ”WBを補正しています。
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FUJIFILMのX-E1を買ってしまいました [X-E1]

FUJIFILMのX-E1を衝動的に買ってしまいました。

通常の撮影ではD800で十分なのですが、気軽に持ち出すには大きくて重いため、撮影以外で外出するときはX100を持ち歩いていますが、35mm相当の単焦点レンズのため、制約されてしまいます。
コンデジなら、ズームレンズがついて、小さくて軽いのですが、ほとんどのコンデジはファインダーが無かったりRAWで撮影できず、画質面でも不安があります。

残るのはミラーレスです。
最新のミラーレスはどの機種もかなり良くなっているようですが、その中で、画質的に最も優れているのがX-E1らしいとのことから関心がありましたが、某大手カメラ店で、FUJIの販売員の方との話の成り行きで、標準ズームレンズキットを買ってしまいました。

X-E1はAPSサイズで1600万画素の撮像素子を使ったミラーレスで、独特のカラーフィルタの配列のためローパスフィルタが無くてもモアレが発生しにくく、高感度にも強く、画質はミラーレスカメラではベストの部類に入るとの評価のようです。

新しいカメラを買った際は、すべてデフォルトのオート撮影して、そのカメラの傾向を確認することをしています。
自宅近所で軽く試写してみましたが、評判通りの素晴らしい画質でした。
操作はX100と似ているので、迷わず撮影できましたが、まずはWBの良さが印象的でした。
X100では、買った直後はWBがかなりおかしくて、RAW現像の際にWBを補正しないと使えないような状態で、ファームアップで、なんとか許容できる範囲までWBが改善された経過がありますが、X-E1では、大部分はAWBで撮影したままでOKと言えるぐらいです。

まだ撮影数が少ないので断言はできませんが露出や階調、ダイナミックレンジもかなりよさそうです。
キットレンズ(18-55mmF2.8-4)は、解像度が良いだけでなく、ズーム全域で歪曲収差がほとんどなく、倍率色収差も認められない極めて優秀なレンズだと感じました。

今回は、D800、X100と撮り比べをしてみました。
X100もAPSサイズの撮像素子で、23mm(フルサイズで35mm相当)のレンズがついているため、X-E1もズームレンズの焦点距離を23mmとし、D800には24mmレンズをつけて、APSサイズのクロップモードに設定しISO200、AW、AE、露出補正なしでの手持ち撮影で、撮ったままのJPEG画像を縮小したのみです。

X-E1 ほぼ文句のないWBです。
DSCF0018_t.jpg

X100 FUJI独特の青みがかったWBです。 これでもファームアップによりかなり改善されています。DSCF1567_t.jpg

D800 X-E1とほとんど同じようなWBですが、空の部分がわずかにアンバーよりでしょうか
KSD_3365_t.jpg

解像感は、やはりローパスフィルタレスのXE-1がベストでした。
どもカメラで写しても、RAW現像の際の補正で、差がない写真に仕上げられますが、他のカメラで写した画像は、X-E1をリファレンスにして仕上げるというような感覚でした。

今回はわずかな試写での感想ですが、今後いろいろな場面で写した写真をアップしたり、使用感覚等を紹介したいと思います。


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